MacBook Pro Retinaの価格改定から見たアップルレートの考察
さて
昨日未明のApple Special Eventでは様々な発表があったわけで。世間的にはApple watchの詳細、発売日、価格等が発表されたのが肝なんだろうけど、今日はアップデートされたMacBook Pro Retina(以下MBPRとする)についておもに価格面(アップルレートの改定)について語ってみたいと思う。
Retinaモデルを取り上げているのは、最近自分がMBPRを購入したからで、他意はない。
過去のアップデートは価格据置だったのだが
新型MacBook Pro 13インチ(Early 2015)新発売~Broadwell/感圧トラックパッド/バッテリー駆動時間延長 15インチは3万以上値上げ - こぼねみ
これまでApple製品はスペックアップはするけれども価格は据置きだったのでお得感があったのだが、今回はMBPRシリーズは価格改定がなされた。機種にもよるが2万円から3.4万円の値上げとなっている。ところが、実は本国USAでの値段は変わっていないようで、これは純粋に円安が進んだことに対する処置、すなわち所謂アップルレートの改定と思われる。
実は昨年から急激に進んできた円安のために、いつかApple製品値上げのX-Dayが来るであろうと予想していたのであるが、このタイミングでそれが来たと言うことだ。
自分はうまいことMBPR 13"の竹モデル(スペック上3機種あるうちの真ん中のヤツ)を値上げ前に購入することができていた。
MacBook Pro Retina 13"がやってくるヤァヤァヤァ - Noblesse Oblige 2nd
MacBook Pro Retina 13"がやってきたヤァヤァヤァ - Noblesse Oblige 2nd
新旧価格比較で見えたアップルレートの改定
そこで、MBPR 13"の新旧モデルの価格を比較してみた。
- MacBook Pro Retina 13"日米価格比較
US価格 | Mid 2014 | Early 2015 | |
---|---|---|---|
松 | 1799.00 | 175,800 | 208,800 |
竹 | 1499.00 | 147,800 | 172,800 |
梅 | 1299.00 | 128,800 | 148,800 |
ガツンと値上げされていることがよく分かる。
一方で、上の表から日米価格の換算レートを計算すると、
- 日米価格換算レート(日本価格/USA価格)
Mid 2014 | Early 2015 | |
---|---|---|
松 | 98.0 | 116.1 |
竹 | 99.0 | 115.3 |
梅 | 99.0 | 114.5 |
換算レートだけで見ればMid 2014では松モデルがお得だったが、Early 2015では梅モデルが一番お得と言う結果に。
ちなみに過去のドル相場を調べてみると、
Mid 2014モデルが発表された2014/07/29の1ドルは101.82円
Early 2015モデルが発表された2015/03/10の1ドルは120.47円
で、20%近い円安が進んでいるわけだから、値上げもやむを得ないですな。
実際、iPhoneについてもひそかに値上げされたようだし。
iPhone6/6 Plus/5sがまたも価格改定~1.1万円値上げ - こぼねみ
まとめ(悔しくなんかないんだからねッ!)
今回のMBPRのアップデートは、CPUがBroadwell-Uになったことと、新しく感圧タッチトラックパッドが搭載されたことが肝だと思うんだけど、この感圧式については自分的には未知数なので、やっぱりMid 2014を買っておいて良かったなと、自己弁護している次第です。
では