映画「マッドマックス 怒りのデスロード」2回目

さて

週末はちょっくら上京する用事があったもんで、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」をIMAX 3Dで鑑賞しようと企んでいたのだったが。

そう、今週末から超大作映画「アヴェンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」が公開になったあおりで、マッドマックスは公開規模が縮小されていたのだ!

というわけで、泣く泣く3D字幕版で鑑賞してきました@TOHOシネマズ六本木。東京に住んでたときは良く来てたなー。懐かしい。

以下、ネタバレを含むので、自己責任でどうぞ。マッドマックス未見の方は劇場へ行きましょう。

生まれて初めて劇場で同じ映画を2回観た

「繰り返しでも観たい映画」ってのが何本かあって、自分の中では「ダークナイト」や「ダークナイト・ライジング」や「マグノリア」はそれに当たるんだけど。飽くまでDVDでの鑑賞であって、劇場で同じ映画を2回観るのは本当に初めてだった。

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今回のマッドマックスに関して言えば、1回目はもう映像から登場人物から音楽から、なにもかもが強烈過ぎて受け止めきれず消化不良だったのだけど、2回目となると落ち着いてみることが出来て、やっぱりマッドマックスは凄い映画だと言うことを再認識してきた。

  • 1回目の感想はこちら

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2回目の鑑賞はニュークスに注目して見てた

先日、マッドマックスを語る宇多丸さんのまとめについて記事を書いたけど、記事で紹介したPodcastを毎日繰り返し聞いていたんだ。そうしたら、マッドマックス以外のキャラ、具体的にはニュークスに興味が湧いてきて、今回はニュークスに注目してみてみた。

  • 宇多丸さんのまとめ記事はこちら

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汚染された世界で生まれ、健康人の半分の寿命しか持たないウォーボーイズのニュークスは、イモータン・ジョーを神のように崇めていて、英雄として華々しく死ぬことを望んでいるのだけど、失敗してしまいジョーから見捨てられちゃうんだけど。

イモータン・ジョーに直接銀のスプレーをかけられたときの、ニュークスの恍惚とした表情が何とも言えず最高だったなぁ。

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イモータン・ジョーに見捨てられて落ち込んでいたニュークスを励まし、生きる意味、そして死ぬ意味を与えてくれるのがwivesの一人、赤毛のケイパブルという女なのだけど。

最後にニュークスが散るときに、ケイパブルと目で会話している感じが最高に素敵だった。

Wivesを演じる女優さんにも注目

ちなみにケイパブルを演じている女優さんはライリー・キーオと言って、あのエルヴィス・プレスリーの孫娘とのこと。

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もう一つついでに言っておくと、別のwivesの一人、トーストを演じている女優さんは、ゾーイ・クラヴィッツ(かわいい)と言って、あのレニー・クラヴィッツの実の娘とのこと。へぇー。

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戦闘シーンはやっぱりアがる

宇多丸さんのムービーウォッチメンの中で、本作を「観るドラッグだ」と評する声が多数あったとのことだったが、言いえて妙だと思う。特に戦闘のシーンは独特の音楽も相まって本当に気分が高揚する。

車が疾走するスピード感とか、変幻自在に動き回るウォーボーイ達の動きとか、あるいは巨大トレーラーが轟音と爆風をあげて爆発する様だとか。

フュリオサの運転するトレーラー、ウォーリグの警笛(ヴォーーーーってアレ)の音が実は結構アゲアゲであれを聞くと戦闘モードに入るのか心拍数があがることにも気付いた。

CGを極力拝し、実写にこだわって作ったジョージ・ミラー監督のこだわりが迫力ある映像となって視聴者を惹きつけているのだと思う。

3Dの感想?特になし

今回は3D字幕版での鑑賞だった。3Dメガネは貸してくれるのかと思っていたら、100円で買い取りだったので驚いた。他の3D映画の時にまた使えるのだろうか?なくしてしまいそうだけど。

自分は目がチカチカしてしまうのであまり3D映画が好きでないのだけど、本作の3D描写は自然で疲れなかった。ほぼ完全実写で撮影されているおかげだと思う。

最近の3D映画ってCGを使ったものがほとんどだから、3D効果を過剰に効かせてあって疲れるんだよね。

本作で3Dを強調していたのは終盤でドゥーフワゴンが破壊されて、ギターやハンドルが手前に向かって吹き飛ばされてくるシーンくらいかな。

まとめ

マッドマックスを2週とあけずに2回観たわけだけどやっぱり面白かった。単にストーリーを追うだけの映画ではなく、登場人物達の心理描写や、各アクションシーンのてんこ盛りの情報量の密度に全く飽きることがない。

出来ればもう1−2回観に行きたい。

これから夏の大作映画(ターミネータージュラシックワールドなど)が次々封切りされるので、未見の方は早めに観に行きましょう

では