絶対に観てはいけない映画「es」

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さて

先日はてブで話題になっていた、カクタニ ヒロマサ(id:xKxAxKx)さんの「狂気は感染する」という投稿を観て思い出した(思い出してしまった)、絶対に観てはいけない映画「es」について語るとしよう。

まずはカクタニ ヒロマサさんの記事を読んで頂きたいところであるが簡単に要約すると、

体罰が常態化している学習塾で多数の生徒が遅刻や宿題忘れをしてしまい、体罰しきれなくなった講師が生徒達に「殴って良し」と指示したところ、結構な人数の生徒が友人であるはずの他の生徒を殴った。

というお話。

この投稿を読んで自分が真っ先に思い出したのが、ミルグラム実験(別名アイヒマン実験)と、それを題材にした映画「es」である。

狂気は感染する - K Diary

ミルグラム実験(別名アイヒマン実験)を実地に体験された方の話。史上最強の胸糞映画「es」を想起する。

2015/07/22 16:48

ミルグラム実験(別名アイヒマン実験)を実地に体験された方の話。史上最強の胸糞映画「es」を想起する。 - iGCN のコメント / はてなブックマーク

スタンフォード監獄実験と映画「es」

改めて調べ直してみたところ、映画「es」は正確にはミルグラム実験から派生して実施された、スタンフォード監獄実験が題材になっている。

新聞広告などで集めた普通の大学生などの70人から選ばれた被験者21人の内、11人を看守役に、10人を受刑者役にグループ分けし、それぞれの役割を実際の刑務所に近い設備を作って演じさせた。その結果、時間が経つに連れ、看守役の被験者はより看守らしく、受刑者役の被験者はより受刑者らしい行動をとるようになるという事が証明された。

映画「es」は、このスタンフォード監獄実験を映画化したもので、主人公が監獄実験に囚人役として参加するものの、看守役達の暴力が日に日にエスカレートして行くのに危機感を覚え、模擬監獄から脱出するまでを描いている。映画では最終的に看守役の参加者達と囚人役の参加者達が殺し合いを始めてしまうのだ。

自分はもともとホラー映画とかは一切観られない口なんだけど、心理学などには興味があったので軽い気持ちでDVDを借りて観た。

だが、結果としてはどんなホラー映画よりも恐ろしい映画だった。アイスホッケーマスクを被った殺人鬼よりも不死のゾンビよりも、狂気に走った人間のほうがずっとずっと恐ろしいと言うことを知った。

「es」を観たのはもう10年以上前になると思うけど、観たことを真剣に後悔する結果となった。

映画を観てつまらなかったことで後悔することはよくあるけど、映画を観た結果イヤーな気持ちしか残らず、出来れば映画を観る前に時間を巻き戻して欲しいと思うほど後悔させる作品はそうそうない。

善良な市民が狂気に走る恐怖

映画「es」で描かれていること、すなわちミルグラム実験の結論は、「善良な市民が役割を与えられることでどんな残虐なことでもすることが出来る」ということだと思う。

それはナチスドイツが歴史的に実証してきたことでもあり、日本国内で言えば北九州監禁殺人や、尼崎事件などの実例もある通りだ。日本の事件の場合は、家族内で殺し合いをさせることすら出来てしまうということを実証した。

アイスホッケーマスクを被った殺人鬼は存在しっこないけど、映画「es」で描かれていることは実際に起きたことなのだ。

まとめ

絶対に観てはいけない映画「es」を紹介した。未だに観なければ良かったと後悔している。

「廃虚で肝試しをしていたら腐乱死体を発見してしまった」、そんな気分にさせる作品。

DVDのパケを観るだけでも嫌な気持ちになるけど、観たい人がいるかも知れないので一応貼っておく。

出来れば観ないでおいた方が良いけど。

では


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家族喰い――尼崎連続変死事件の真相

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