映画「羊達の沈黙」のバッファロー・ビルの家が売り出し中

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さて

タイトル通りの記事です。

映画「羊達の沈黙」でロケに使われた、バッファロー・ビルの家が売りに出されていると言うニュース。ペンシルバニア州ピッツバーグにあるその家は、3階建てで1910年に建てられたもの。売り出し価格は30万ドルとのこと。

You Could Own Buffalo Bill's House from Silence of the Lambs

映画「羊達の沈黙」はジョナサン・デミ監督、ジョディ・フォスター、アンソニー・ホプキンス主演のサイコサスペンス。1991年に公開され、主演2人のオスカーダブル受賞を含め、作品賞、監督賞、脚色賞の計5部門でアカデミー賞を獲得した傑作映画である。

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あらすじは

アメリカ各地で若い女性が皮膚を剥がれて殺されると言う連続猟奇殺人事件が起こった。犯人はバッファロー・ビルと呼ばれ、FBIによる捜査が進められていた。FBIの訓練生であるクラリス・スターリング(ジョディ・フォスター)は、殺人犯として収監中の精神科医ハンニバル・レクター博士に容疑者のプロファイリングについて助言を求めるよう指示される。
このインタビューをきっかけに交流を深めていく二人。レクター博士は容疑者同定に結びつく貴重な助言をクラリスに与えていく。
そんな中、上院議員の娘がバッファロー・ビルに誘拐される事件が発生。議員は捜査協力の見返りにレクター博士を警備の緩い刑務所へ移送させるが、その最中にレクター博士が脱走し・・・

というお話だ。

本作は連続猟奇殺人を描いたサイコサスペンスとしても観ることができるし、クラリスとレクター博士の愛の物語としても観ることができるし、クラリスの成長譚と言う側面もある。サスペンス映画として一級品であり、映画アカデミーからは嫌われそうな題材でありながら作品賞を受賞したのも納得の作品である。

自分は公開当時14歳だったが、今は亡き渋谷パンテオン(今、渋谷ヒカリエがあるところですよ )に映画仲間のパンゲ君やE君らと観に行ったことをよく覚えている。

映画の内容的にはR指定でもおかしくなさそうだけども、実は直接的な殺人シーンや死体描写はほとんどない。

自分はこの作品を見て一発でジョディ・フォスターのファンになってしまい、以降彼女の作品は一時全て観ていたのだけど、最近はだいぶ銀幕から遠ざかっている印象があるな。

そして、今振り返って当時の彼女の画像をみると若い!

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「羊達の沈黙」の名シーンはいっぱいあるのだけど、一番好きなところはクラリスがバッファロー・ビルの家を訪れるシーン。クラリスはそうと知らずに犯人の家を訪れてしまうのだけど、一方でFBIのチームが重要容疑者の家に急襲しようと準備を進めるシーンと、呼び鈴を鳴らされたバッファロー・ビルが身支度を整えて玄関に向かっていくシーンとが交互に写されて、ドアが開いた瞬間にクラリスとバッファロー・ビルが対峙していて、クラリスが単身でヤバいところに来てしまったことを視聴者が知るところになるのだ。

あとは映画後半の方で、移送されてケージに入れられたレクター博士とクラリスが指先で触れあうシーンとか。

本作の大ヒットを受け、その後続編の「ハンニバル」、前日譚にあたる「レッド・ドラゴン」が制作された。だがこれらの作品には肝心のジョディ・フォスターは出演しておらず、「ハンニバル」ではジュリアン・ムーアがクラリスを演じている。正直この作品は脳味噌喰ったりするようなトンデモ映画だったので、ジョディ・フォスター的には出演を拒否して正解だったのではないかと思っているが・・・

2006年にはさらに時間をさかのぼってレクター博士の青年期を描いた「ハンニバル・ライジング」という映画が制作されたが未見。多分観る価値無い気がしている。

あとはTVシリーズでハンニバル博士を描いた「ハンニバル」ってのもあるけど、これはグロ描写がきついけど結構面白い。「カジノ・ロワイヤル」で悪役ル・シッフルを演じていたマッツ・ミケルセンがレクター博士を演じていて最高にクール。

ところで、話を戻すと売りに出されているバッファロー・ビルの家、上院議員の娘を監禁していた地下室や古井戸はないとのこと(別の場所で撮影されたらしい)。

残念?

では


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