映画「サボタージュ」観た on DVD
さて
TSUTAYAで借りてきたDVDシリーズ、「サボタージュ」を観たのでそれについて語るとしよう。2014年公開、デヴィッド・エアー監督。主演:アーノルド・シュワルツェネッガー。
あらすじは
シュワちゃん演じるジョン・ウォートンは麻薬取締局の捜査官。特殊部隊のリーダーを務めており、荒くれ者の隊員達をまとめるリーダーシップの持ち主。麻薬組織のアジトへの突撃任務中にウォートンらは麻薬組織の資金を1000万ドル持ち出す事に成功する。
しかし、安全な場所に隠したはずの1000万ドルは何者かに持ち去られてしまう。隊員達は当局に窃盗の嫌疑をかけられ、繰り返し取り調べを受けるのだが堅い結束から誰も口を割ろうとしない。
半年が経過し嫌疑不十分としてチームは再結成する事になるのだが、その夜に隊員の1人が何者かに殺害される。その後も隊員が一人一人殺されていき、奪われた1000万ドルの行方とともに、隊員内の不安焦燥、疑心暗鬼が高まっていく。ジョンは女刑事と協力して犯人探しを始めるのだが・・・
というお話だ。
正直に言わせていただくと、あまり面白くなかったな。
まず第一に、殺人シーンが一々グロ過ぎる。写さなくてもいいのに死体(や肉塊)を映像として写すのはどうかと思う。グロ耐性が低い人には全くお勧めできない。
どうも裏にメキシコの麻薬組織の報復が絡んでいるらしい、という事から殺害方法が一々グロいのだ。
特に二人目の犠牲者は腹をかっさばかれて天井に釘付けにされているのだが(言葉で書くだけで恐ろしい)、腸が天井からぶらぶらぶら下がっているのを映像でみせつけてくれてヤッキー中村もビックリだ。
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一応本作はアガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」を原案としているようだが、自分は読んでいないのでどれだけ原案に近いのか、遠いのか判断不能。
あと、連続殺人事件の捜査をする女刑事の人(オリヴィア・ウィリアムズ)。ずっとカイル・チャンドラーに似ているなと思いながら見ていた。
オリヴィア・ウィリアムズ
カイル・チャンドラー
え?似てない?
本作の見どころを一つだけ挙げるとすると、特殊部隊の唯一の女隊員(ミレイユ・イーノス)のはっちゃけぶりかな。映画の終盤に車のトランクに乗り込んで銃を乱射すると言うカーチェイスのシーンがあって、その時のクレイジーぶりがマッドマックス感ハンパ無かった。
この人が銃を撃つシーンで、突然カメラアングルがFPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム)風になるのもちょっと面白かったな。
シュワちゃんも実は御年68歳で、麻薬取締局の特殊部隊のリーダーってのはさすがに無理のある配役だったんじゃないかなと思ったり。
ちょっと残念感溢れる作品だったけど、監督のデビッド・エアーはフューリーも撮っている人で、同じ監督でもこれだけ出来が違うってのにむしろ驚かされた(フューリーは傑作)。
45/100 点
では