1ヶ月の間に2度のホッテントリ入りを経験して

さて

9月14日にアップしたこちらの記事が大フィーバーを起こして、ホッテントリ入りを果たしました。

igcn.hateblo.jp

8月末にもこちらの記事でホッテントリ入りをしたので、1ヶ月の間に2度のホッテントリ入りを経験した事になります。

igcn.hateblo.jp

ホッテントリに入るのは麻薬的な体験で、ダメだとは分かっていてもついつい手を出したくなる魔力がありますね。

今回も、ホッテントリになるまでの経緯を備忘録がてら残しておきたいと思います。また頂いたはてブコメントもご紹介させて頂きつつ回答したいと思います。

または一粒で二度美味しいというエントリです。

9月14日のエントリをまだ読んでいない方は、先に目を通して頂けると幸いです。

最初は火が着かなかった

ホッテントリ入りを目指す戦略として、「旬の話題に乗る」というやり方があると思います。今回は、丁度映画の字幕問題がはてブ界隈で話題になっていたので、

f:id:iGCN:20090430132926j:plain

乗るしかない このビッグウェーブに

とばかり自分も参戦する事にしたのでした。もともと映画が好きでこのブログでもよく映画の感想を書いているので、自分としても関心のある話題でした。

しかし、当該エントリをアップしたのは9月14日の07時21分。月曜の朝という微妙なタイミングでした。

ネット巡回する人が多い時間帯に記事をアップすると良いというのがまことしやかに言われていて、人々が仕事を終えて帰宅して一息ついた21時〜22時くらいにアップするとアクセス数が多くなるとどこかで読んだ事があります。

そういう意味では不利な時間帯だったせいか、最初は思うようにアクセスが伸びませんでした。

狙って書いたとは言えネタ系の投稿だったので、こんなものかなと半ば諦めムードでした。

破壊屋ギッチョさんのTweetで着火

月曜の夜24時過ぎ、寝る前にはてなブログアプリでアクセス数をチェックすると、PVが急増している事に気付きました。

元を辿ると当該エントリで記事を紹介させて頂いた、破壊屋ギッチョさん(@hakaiyaが自分のエントリをブックマークしてくれた事が分かりました。

インフルエンサーの力は凄まじいものがあり、これをきっかけにしてアクセス数がうなぎ上りに上昇したようで、はてなブログの公式Twitterでも取り上げて頂けました。

1日のPV数が3万超え

f:id:iGCN:20150918160201j:plain

前回の経験から、一度キャズムを超えるとはてブやTwitter、Facebookでのシェアによって指数関数的にアクセス数がアップしていくのですが、今回は予想をはるかに上回り1日のトータルPV数は3万を超えました。当該エントリだけで見ると、28334件/日のアクセスでした。(自分には)ちょっと恐ろしい数字です。

この数字は前回のホッテントリ入りの時を大幅にうわまる数字(ほぼ2倍)です。Twitterのシェア数はどちらも1000件ちょっとで同数程度ですが、はてブ数もFacebookのシェア数も前回のほうが多かったのですが。

アクセス元別で見ると、前回はFacebookからのアクセスが多く、今回はTwitterからのアクセスが多かったです。もともとの火元がTwitterだったので、Twitterでの延焼が大きかったのだと思われます。

ただ、バズって得られたアクセスは長続きしないのも事実で、2−3日も経てばまた元の1日1000アクセスに満たない日々が始まります・・・

ホッテントリ入りできた理由

今回、自分の記事がホッテントリ入りできた理由を総括してみます。

3つのT

前回ホッテントリ入りしたときの教訓を踏まえ、当該エントリを書く際にはらくからちゃさん(id:lacucaracha)が提唱されている3つのTを意識して書きました。前回も紹介しましたが、再度引用させて頂きます。

特に何も考えなくても、気がつけばホットエントリーしているような記事も多数ありますが、意識してホットエントリーを作ろうとするとき、必要な事項は以下の『3つのT』に集約されます。 Target ・・・ 幅広い層が Timing ・・・ 今この瞬間に Theme ・・・ 求めている内容 を提供することです。

ホットエントリーの条件と効果についてまとめてみた - ゆとりずむ

今回の場合で言うと、

Target:映画を普段よく観る人々
Timing:映画の字幕問題がはてブで話題になっていた
Theme:映画字幕問題について説得力のある議論

です。

4つ目のT

実は今回の当該エントリでは、もう一つ4つ目のTを意識して書きました。

4つ目のTとは、

T・A・N・I・M・A(谷間)

です。

4つ目のTの視点かららくからちゃさんの3つのTを考えると、

Target:はてなユーザーの7割は男性*1
Timing:男性であればつい反応してしまうのではないでしょうか。つまり常時タイミング。
Theme:全ての男にとって、永遠のテーマではないでしょうか

まぁ、4つ目のTについては後付けですが。

ユーモアを忘れずに

当該エントリへのコメントで、「めっちゃ笑った」「ワロタ」という意見を多数頂き、有り難かったです。まさに狙い通りです。

「笑い」で有名な哲学者のアンリ・ベルクソンは以下のように述べています。

Est comique tout incident qui appelle notre attention sur le physique d’une personne alors que le moral est en cause.

精神的なものが問題となっているところで、人の肉体的なものに私たちの注意を向けさせるすべての出来事は滑稽である

人はなぜ笑うのか | 永井俊哉ドットコム

当該エントリの前半を敢えて真面目に書いたのはこれが狙いです。

[asin:4003364538:detail]

はてブコメントへの回答

振り返りはここまでにして、ここからはいただいたご意見の中から代表的なものを紹介し回答させて頂きます。

ロザムンド・パイについて

映画は絶対字幕派だった自分が吹き替え派に鞍替えしたたった1つの理由 - Noblesse Oblige 2nd by iGCN

ロザムンド・パイクは、こんなにチチが大きくないと思う(「ゴーン・ガール」を観た感想)→ 情報が多いからと言って正しいとは限らないという教訓。

2015/09/15 10:54

自分も「ゴーン・ガール」は観ました。その時にはロザムンド・パイについては特に思う事はなかった(し、映画が怖くてそれどころではなかった)のですが、「アウトロー」ではなんだか圧倒的でした。

MailOnlineのこちらの記事によれば、ロザムンド・パイクは「アウトロー」の撮影時は妊娠中だったとの事です。あの圧倒的な情報量はそういうわけです。

www.dailymail.co.uk

Rosamund Pike has revealed how Tom Cruise was her ‘protector’ when the pair were shooting a new, high-octane thriller - and she was pregnant.
‘He could not have been more supportive,’ said Rosamund, who was five months pregnant when she completed filming the movie Jack Reacher, which opens here on Boxing Day.

ところで、誰ですか!はてなブックマークで私のエントリに対して「お◦ぱい」タグをつけたのは!ありがとうございました。お蔭様でバズりました

ロザムンド・パイクはババァという意見

ロザムンド・パイク、ババァじゃね?という意見を幾つか頂きました。代表的なところをご紹介します。

映画は絶対字幕派だった自分が吹き替え派に鞍替えしたたった1つの理由 - Noblesse Oblige 2nd by iGCN

おばさんっぽいのでここは字幕でいい

2015/09/15 13:44
映画は絶対字幕派だった自分が吹き替え派に鞍替えしたたった1つの理由 - Noblesse Oblige 2nd by iGCN

同意しかけたけどよく見たらババアじゃねぇか!

2015/09/15 13:08

アラフォーの自分からすると、(撮影当時)33歳のロザムンド・パイクは大アリなのですが、こればかりは相対的評価なので仕方ないですね。

秘するが花

映画は絶対字幕派だった自分が吹き替え派に鞍替えしたたった1つの理由 - Noblesse Oblige 2nd by iGCN

だが待ってほしい。字幕に隠れていた方がエロいのではないか?

2015/09/15 12:14
映画は絶対字幕派だった自分が吹き替え派に鞍替えしたたった1つの理由 - Noblesse Oblige 2nd by iGCN

チラリズムというものを全く理解していない!

2015/09/15 12:32

これは本当におっしゃる通りで、アラフォーなのに厨二的成熟度をお見せしてしまってお恥ずかしい限りです。もっとオトナな男になりたいです。

4つ目のT

映画は絶対字幕派だった自分が吹き替え派に鞍替えしたたった1つの理由 - Noblesse Oblige 2nd by iGCN

ちなみにcleavageっていうんだよ。

2015/09/15 08:17

勉強になりました。ありがとうございます。

ejje.weblio.jp

英語の訛りについて

こちらはTwitterで頂いたご意見です。

英語の訛りについてというのは素晴らしい着眼点で、突き詰めていけばこれだけで1冊本が書けるほど深いテーマだと思います。

「南部訛りだな、テキサス出身か?」みたいな会話を何度か映画でも観たことがある気がします。南部訛りがどういう英語なのかは自分にはよく分かりませんが。訛りとは別ですが、アメリカ国内でも東部の人は早口で喋り、西部の人はゆっくり喋る印象があります。

映画「マイ・フェアレディ」はイギリスが舞台ですが、コックニー英語(労働階級の英語)を話す花売り娘のイライザを、言語学者のヒギンズ教授が上流階級の英語を話すように矯正していく話ですね(イギリスでは階級ごとに話す英語が違っていて、少し話せば出自が分かると言われています)。吹き替えだと、方言を喋らせたりするのかな。字幕で再現するのも難しそうです。

[asin:B005SYZX46:detail]

英語(イギリス英語)と米語(アメリカ英語)の違いってのもあって、「宇宙人ポール」ではそれをネタにしたギャグが幾つかあったように思うのですが、記憶が定かでありません。

[asin:B009RBN00U:detail]

思い出したのでここで書いてしまいますが、映画「大脱走」ではこんなシーンがありました。

脱獄に成功した連合軍兵士が一般市民になりすましてバスに乗り込もうとする。ドイツ軍兵士に偽造の身分証明証を見せて車内へ通される、一安心したその瞬間に

"Good luck."

と英語で話しかけられ、つい

"Thank you."

と返してしまい、連合軍兵士である事がバレてしまう。

これも、原語で観ていればこそのシーンだと思います。

英単語の聞き取りについて

映画は絶対字幕派だった自分が吹き替え派に鞍替えしたたった1つの理由 - Noblesse Oblige 2nd by iGCN

英語の字幕もなしに知らない単語本当に聞ける?綴りだってわからないはずでしょ。どうも信じられないな

2015/09/15 14:22

ディクテーション(音声を聞き取って文字に起こす事)は英語学習の基本的メソッドの1つです。英語のアルファベットは表音文字です。日本語のひらがな・カタカナとは異なり、綴り字と発音は1対1対応ではありませんが、数パターン程度の対応を憶えれば充分と思います。映画でディクテーションすることだけを考えれば、字幕は消した方が集中できて良いでしょうね。

トレーニングを積めば、知らない単語でも9割以上の精度で綴りが分かります。綴りの不正確な部分は、電子辞書アプリが「推測」して正しい候補を挙げてくれるので正答にたどり着くことが出来ます。ちなみに私のTOEICのスコアは495点です(リスニングセクション)。

電子辞書アプリは物書堂さんのウィズダム英和・和英辞典を愛用しています↓https://itunes.apple.com/jp/app/u-izudamu-ying-he-he-ying/id284350526?mt=8&uo=4&at=11lQPS

さいごに

バズったのが嬉しくてついつい振り返りエントリをまた書いてしまいました。

バズるのは2回目ですが、いずれも人様の作ったビッグウェーブに乗っかったものだったので、次回は自分自身でビッグウェーブを作りたいものです(炎上は嫌だけど)。

最後にもう一つ言いたい事は、みんなお◦ぱい好き過ぎ記事を読んで頂いた皆さま、はてブやTwitterでシェアして頂いた方々に感謝感激です。

当ブログは明日以降また通常営業に戻りますが、字幕問題についてはまだまだ言い足りないのでまた何か書くかも。

では