愛用しているもの:グローブ・トロッター18インチトロリーケース

今週のお題「愛用しているもの」

さて

たまにははてなブログの今週のお題に乗ってみるとしましょう。

今週のお題「愛用しているもの」

愛用しているものなんかあったかなと考えを巡らせてみたが、日々愛用しているものはガジェット類がほとんどであまり面白みもない。はてな、どうしたものかと思っていたところで玄関に置いてあったこいつを思い出した。

使用頻度が少ないものですっかり忘れていた(失礼)が、先日も出張旅行の際にはお世話になったばかり。

と言うわけで、今日は私が愛用している旅行鞄との思い出について語るとしよう。

4泊6日でこの荷物量。壊されると嫌だから機内持込みで。

グローブ・トロッター18インチトロリーケース

私が愛用している旅行鞄は、グローブ・トロッターの18インチトロリーケース。購入したのは2004年の冬だった。

グローブ・トロッターについてまず説明しておくと、

グローブ・トロッターは、1897年に、デイビッド・ネルケンという英国人によって創業されました。

グローブ・トロッターのトラベルケースは、今も1897年の創業当時とほとんど変わることのない手法でハンドメイドされています。

グローブ・トロッターのトラベルケースは、1850年代にイギリスで発明された「ヴァルカン・ファイバー」という、特殊紙を何層にも重ねてコーティングした素材で作られています。

http://globetrotter1897.com/japan/より

グローブ・トロッターは創業100年を超える英国の老舗旅行鞄メーカーなのである。

グローブ・トロッターは今でこそ青山や有楽町に路面店があったり、各種百貨店等でも取り扱いがあるけれども、自分が購入した11年前にはまだまだ買えるところは少なかった。

当時、確か新宿伊勢丹の鞄売り場で購入したものと記憶している。

グローブ・トロッターの旅行鞄の特徴は、紙で出来ているために軽いが丈夫と言う点。そして職人の手技が作るその造形美。

自分が選択した18インチトロリーケースは、飛行機の機内に持ち込めるギリギリ最大のサイズになっている。それが目当てで選んだのであるが。

購入してすぐに札幌出張へ

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購入したてのトロリーケース。まだ綺麗

グローブ・トロッターのケースを購入したのは、札幌への出張を控えていたため。たしか3ー4泊したと記憶しているが、国内旅行で3ー4泊であれば、18インチサイズで充分対応可能。

飛行機の機内に意気揚々と持ち込み、頭上の荷物入れにケースをしまった。内容がてんこ盛りだとかなり重くなるので注意が必要だが。

ただ、札幌駅へ着くなり小雪が降っていて大いに慌てたことを記憶している。ケース自体が紙で出来ているので、水分には弱いのだ(小雨程度なら問題ないが)。

トロリーケースには車輪が2輪ついていて、ハンドルを伸ばした状態でその2輪を接地させて移動するのだが、その日は道がぬかるんでいたりして、ケースが濡れるんじゃないかとやきもきしたことも良く憶えている。

その後も世界各地へ一緒に行った

この記事を書くために、過去の写真フォルダを漁っていたら結構いろんなところへ一緒に旅行していたことが分かった。京都、大阪、神戸、沖縄。

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沖縄の海岸で

国内のみならず、スイスやオーストラリアなど海外旅行も行った(記事の冒頭に貼ったinstagramの写真はオーストラリアへ行った時のもの)。海外だとさすがに日程が長くなるので荷物が多くなる傾向があり、ケースがぱんぱんに膨れてしまうのだけど。

しかし、ケースの素材となっているヴァルカン・ファイバーは頑丈ではあるがしなやかで、中身に合わせて膨らむので少しばかりの容量オーバーは許容可能なのだ(詰め込み過ぎると故障の原因になる。詳しくは後述)。

ステッカーチューンで自分仕様に

2008年10月には、ケースにステッカーチューンを施すことにした。以前から、一面にステッカーが貼られた草臥れたスーツケースにそこはかとない憧れを抱いていたのだ。

こういうヤツね(これはRIMOWAだけどねw)↓
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で、色々と調べて購入したステッカーがこちら

http://www.assiston.co.jp/1684www.assiston.co.jp

ガジェット好きにはお馴染のアシストオンさんで売っていた、LUGGAGE LABELSという1920-40年代のホテルや航空会社、鉄道会社の旅行ステッカーを再現したもの。

原宿の店舗まで買いに行って、買ったら家まで飛んで帰ってワクワクしながらステッカーをペタペタケースに貼り付けた。

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ステッカーの箱

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中央は一番お気に入りのIL-18ステッカー

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鞄の上にステッカーを並べて配置を検討中

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完成!

我ながら良い感じに仕上がったと自負している。

最近ではグローブ・トロッターのケースを使っている人をチラホラ見るようになってきたが、このようにステッカーチューンをしている人はまだ見たことがない

チューンを施したことでさらに愛着が増したと言うもの。

故障時の修理は無料だった

十年来愛用しているトロリーケースであるが、一度だけ故障したことがある。

引いて歩く時に使うハンドルの部分が、引っ張ってもどこかに引っかかって出てこなくなってしまったのだ。力を込めて引けばなんとかハンドルが伸びるのであるが、今度はしまうことが出来ない。これもまた力づくで押し込むのだけども、いい加減不安になってきたので購入元の伊勢丹の鞄売り場に持ち込んだ。

店員さんに一通りみてもらって、修理のために預けることになった。

1ヶ月ほどすると、修理が完了したとの連絡が。取りに行くと、故障の原因は荷物の入れ過ぎでケースが膨らんだことでハンドルの収納部分に歪みが生じたためとのアセスメントだった。

そして、驚くべきことに修理代金は無料だった。これには感動してしまった。

英国の老舗ブランドの矜恃を感じたね。

さいごに

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自分は極力身の廻りに置くものは一流のものにして、手入れをしながらそれを長く使いたいと言う性分なのだが(でもミニマリストぢゃないよ)、グローブ・トロッターのケースは間違いなく一生ものの品と言えるだろう。

自分が死ぬまで現役で使えそうだし、次世代、次々世代まで充分に耐久し得る製品だと思う。

最近では11年前と比べてだいぶ草臥れて味が出てきた。ますます愛着が増す一方である。

買って良かったと心の底から思う一品。

では

今週のお題「愛用しているもの」でした。


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