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「生まれ変わったら道になりたい」瘋癲青年の末路

さて

側溝に身を潜め女性のスカートの中を覗いたとして逮捕された青年が「生まれ変わったら道になりたい」という至高(嗜好?)の迷言を残して話題になっていますな。

headlines.yahoo.co.jp

容疑者は午前3時ごろ、東灘区岡本1丁目の道路上にある深さ約60センチ、幅約55センチ、縦35センチの狭い側溝に入った。体を側溝内の幅約40センチの土管の中に入れて、頭部と腕だけを出すような体勢であおむけになり、格子状の鉄ぶたを乗せ、その上を歩く女性たちを待ち構えた。スマートフォンを所持しており、盗撮が目的だったとみられる。
容疑者は2年前の13年6月にも、東灘区の別の場所で、側溝に入り女性の下着をのぞき見たとして同署に県迷惑防止条例違反容疑で逮捕されている。当時、「生まれ変わったら道になりたい」などと供述していた。

ここまで筋金入りのHENTAIは過去に谷崎潤一郎先生くらいしか思い浮かびませんので、本日は谷崎潤一郎先生が残した日本が誇るHENTAI文学、「瘋癲老人日記」について。

瘋癲老人日記

「瘋癲老人日記」は昭和を代表する文豪の谷崎潤一郎の中編小説。

主人公の卯木督助は77歳の老人であるが、息子の嫁・颯子に性的関心を抱いている。特に彼女の美しい足に並々ならぬ関心を寄せており、颯子の足の指を舌で舐るなどの行為に及ぶ。
高齢でもあり、自分の死期も近いことを悟っている督助老人は、嫁颯子の足型をとり、それを象った仏足石*1を作り、それを墓石として自分をその下に埋めてもらうことを夢見るようになる。そうすれば、死後も颯子の美しい足に踏まれていることが出来るからだ・・・

というようなお話。

これを読んだのは確か高校生くらいの時だったかな?高校生の自分にはまだまだ足フェチというのは早過ぎる話題だったようにも思うが、非常にキモチワルイなと思いつつも愉しく読んだと記憶している。

鍵・瘋癲老人日記 (新潮文庫)

鍵・瘋癲老人日記 (新潮文庫)

映画版「瘋癲老人日記」

「瘋癲老人日記」は若尾文子の主演で映画化もされている。残念ながら未見であるが、DVDのパッケージ画像を見るだけで興趣をそそられるものがあるな。

瘋癲老人日記 [DVD]

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さいごに

側溝に潜る青年の夢が「生まれ変わったら道になりたい」ならば、瘋癲老人日記の主人公の夢は「死んでからも嫁の足に踏まれたい」だな。

どちらも甲乙つけがたいHENTAIだわ。

あ、ところで今年は谷崎潤一郎の没後50年にあたるので、来年以降青空文庫等で谷崎作品が無料で読めるようになる(ハズ)。

今日はこれだけ。

では

*1:もともとは、釈迦の足跡を石に刻み信仰の対象としたもの