書評:相原コージ「コージジ苑」

コージジ苑買うた。オモロかった。

さて

久々の書評記事が漫画と言うのもあれだけど、相原コージ先生の「コージジ苑」を読んだのでそれについて語るとしよう。

相原コージというと、「コージ苑」が有名なのだけど、本作はその名前から分かる通り「コージ苑」の続編的作品。

コージ苑はかつてビッグコミックスピリッツに連載されていた4コマ漫画で、自分は連載当時は中学生くらいで漫画雑誌を読む習慣はなかったのだが、後になって3巻セットで箱入りの単行本をどこかでゲットしてきて読みふけり、その不条理かつシーモネーターな独特の魅力の虜になったのだった。

現在はコージ苑文庫判が入手可能↓

コージジ苑

コージジ苑は現在週刊アサヒ芸能、通称アサ芸に好評連載中。漫画雑誌すら読まない自分は、当然アサ芸も読んでおらず、相原コージ先生の連載がされていること自体を知らなかった。失礼。

相原コージ先生の公式Twitter上で単行本の発売を知り、遅ればせながら入手した。

今回の「コージジ苑」の「ジジ」が意味するところは作者の序文によれば、

もはや「ジジイ」となった筆者が、再び「コージ苑」的な4コマ漫画を、「時事」ネタで描く。と、この3つの意味を掛けて付けたタイトルだ。

とのことである。

2014年12月5日の「ナッツ姫」に始まり、2015年10月29日の「一人っ子政策廃止」に終わるアサ芸誌上の連載作品に加え、泣く泣くボツになった作品も収録されている。ボツになった作品は正直なぜボツになったのか分からないクオリティである。

中身はこんな感じ

上は作者の公式Twitterから。

こんな感じでその時々のニュースをシュールに笑い飛ばす作品が目白押し。

安倍さんw

時事ネタを扱っているだけあって、安倍首相をモデルにしたキャラクタ(扱いがかなりひどいww)や、漫画好きの麻生さんをモデルにしたキャラクタも登場していてシュールな笑いを誘う。安倍さん、これ読んだら怒るだろうなー。麻生さんは呵々大笑して笑い飛ばしそう。麻生さんは読んでるだろこれ。

「チ○勃ち マ○濡れ」

などの個人的には懐かしいセリフや、その他懐かしいキャラも登場してコージ苑ファンとしては十二分に楽しめた。

ワンコインで買える優しい値段設定になっているので是非どうぞ。

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では