アパレル業界にも跋扈する転売ヤーの闇

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さて

人気アーチティストのライブチケットやサッカーや野球のチケットが定価を大幅に上回る金額でオークションサイトに出品される、いわゆる転売ヤー問題。最近ヤフオクが転売目的でのチケット出品を規制する規約改正を行い話題になりました。

高額転売されているのはチケットや、あるいはNintendo Switchなどのゲーム機器だけだと思っていたのですが、最近ではアパレルでも高額転売ヤーが跋扈していることを知ってしまったので、今日はそのお話。

某子供服有名ブランドファミリーセールでのお話

まずは子供服専門の某有名ブランドMのお話。

年に2回、私の住む市で子供服専門の某有名ブランドMの「ファミリーセール」というイベントが開催されています。季節のアイテムがお買い得プライスで販売されていて、毎回大勢の家族客で賑わうイベントです。当家も一昨年から毎回参戦しているのですが、いつも競争に負けてしまい、いい品をゲットするのが難しいです。

つい先日、秋のセールがあったのでツレが参戦してきました。今年は例年の反省点を踏まえ、「開場の2時間前から行って並ぶ」とツレが言い出して、自分は「そんな早い時間に行っても誰も並んでいないだろう」と一笑に付していたのですが、実際には2時間前に到着した時点で既に長蛇の列で、100人近い待ちができていたとの事でした。

なんと先頭のお客さんは前日夜からテント泊して並んでいたとのこと。そこまでして並ぶ目当ての品は8割引という超特価で販売されている「B級品」。これを我先にと大量購入して、メルカリ等で売りさばく稼業のセミプロの人が大勢いるらしいのです。

B級品とはいえ人気ブランドの品ですから、定価未満の値をつければ飛ぶように売れていくのでしょう。

この話を聞いたことはホンマかいなくらいにしか思っていなかったのですが、さらに恐ろしい転売ヤーの実態を目にすることになります。

某女性服人気ブランドでのお話

こちらはうちのツレが気に入ってよく購入している某女性服ブランドAのお話。ツレはこのブランドが運営している公式ブログを日々チェックしては、新発売の商品の購入計画を立てるというのを日課にしています。

購入といっても、実際には販売店が東京などの大都市圏にしかないので、自分の東京出張とタイミングが合った場合に依頼されて、自分が店頭に赴いて購入しています。女性もののオンリーショップにアラフォーのおっさんが一人で行くのは正直恥ずかしいですが(もう慣れたけど)。

今回うちのおツレさんが気に入ったニットがあって、ちょうど発売の翌日に東京出張の予定があったので、在庫があれば買ってきてほしいと頼まれたのでした。発売日の夜(出張前夜)、店舗の閉店ギリギリの時間に在庫確認の電話をしたおツレさん、がっかりした声で「全色完売したって」と報告されました。

いくら人気の商品とはいえ、発売当日に売り切れるなんてことがあるものでしょうか。ピンときたのでメルカリのサイトで検索してみたところ、ツレが欲しがっていた製品が早速出品されていたのを発見。驚くを通り越して笑ってしまいました。

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ちなみに売値が26,500円になってますが、元値は14,000円(+税)。倍近い価格で転売するとは驚きであります。送料負担しても儲けが1万円超えるから笑いが止まらないだろうな。

さいごに

アパレル業界にも転売ヤーが存在すると知って驚きました。最初から転売目的で購入するのはタチが悪いのでやめてほしいです。売り切れと知ってからツレの機嫌が悪く、本当に迷惑しています。

では