「連合艦隊司令長官 山本五十六(2011)」を観た on DVD

さて

 

今日は終戦記念日(の前日)なので、映画「連合艦隊司令長官 山本五十六(2011)」を観ましたよ on DVD。
太平洋戦争開戦前、日独伊三国軍事同盟の締結あたりから山本五十六の戦死までを描いた映画。役所広司主演。
もはや戦後ではない、戦争を知らない世代が大半のこの時代に作られた映画としてやむを得ない事なのかもしれないが、狂言回しとして登場する、玉木宏演ずる新聞記者を中心とした銃後のエピソードに尺を割きすぎていて、肝心の山本長官を描く時間が減らされてしまった感が拭いきれない。
戦史映画としてみても、2時間20分ほどの尺の中で真珠湾攻撃からミッドウェー海戦、ラバウル戦線、戦死までを描くのは詰め込み過ぎだったのではないか。
山本五十六の人柄を描きたかったのか、太平洋戦史を描きたかったのか、それとも銃後の人々の思いを伝えたかったのか、決めかねてしまったかのようなオフフォーカスな映画になってしまったなぁ。
残念である。
 
 
自分は映画を観ると、制作スタッフに敬意を表するためにエンドロールを最後までしっかり見るようにしているのであるが、その中に、
 
制作エグゼクティブ 北尾吉孝
 
とあった。
SBIホールディングスの北尾氏である。
少し調べてみると、北尾氏は山本五十六のリーダーシップを高く評価しているようだ。
これも興味深い点である。
 
 
ちなみに。
映画のタイトルのところに、あえて(2011)と書いたのは、実は同名の映画が1968年に公開されているから。
こちらの作品では三船敏郎が山本五十六を演じているらしい。興味津々である。
 
では