映画「プリズナーズ」観た on DVD
さて
TSUTAYAで借りてきたDVDシリーズ「プリズナーズ」を観たのでそれについて語るとしよう。2013年公開、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品。ヒュー・ジャックマン主演。
お話は、
ペンシルバニアのとある田舎町、敬けんなクリスチャンのケラー(ヒュー・ジャックマン)は感謝祭のホームパーティーで親友のフランクリン(テレンス・ハワード)の家を訪れる。
パーティーの最中、ケラーとフランクリンの娘が外出したまま行方不明になってしまい、刑事のロキ(ジェイク・ギレンホール)は近くに停車していたキャンピングカーが怪しいとにらみ捜査を開始する。
やがて街の片隅でキャンピングカーが発見され、容疑者アレックス(ポール・ダノ)が逮捕されるが、彼は10歳児程度の知能しか持っておらず、事情聴取もままならぬまま拘束期限が過ぎ釈放されてしまう。
警察の甘い捜査に納得できないケラーは、みずからアレックスを拘束・監禁し、拷問して娘達の居所を吐かせようとするのだった・・・
というお話だ。
まず、自分が訴えたいのは、普段おバカなアメリカ映画ばかり観ていると、ヒュー・ジャックマンはウルバリンだし、共演のテレンス・ハワードはアイアンマンシリーズの初代ローズ中佐だし、刑事の役名が「ロキ」って、マイティ・ソーの弟だよなと思ったり、いろいろと思うところがあった。
愛する娘を奪われた父親が狂気に走る姿をヒュー・ジャックマンが熱演していて、子を持つ親であれば共感するところが大きいだろう。
容疑者のアレックスを演じているポール・ダノがまたすごく気持ち悪くて、最初に登場してきた時は見た目が連続幼女誘拐殺人事件の宮崎勤にしか見えなくて、本当に嫌悪感を覚えた。
タイトルが「プリズナーズ(原題:Prisoners)」と複数形になっているけど、その意味は劇の終盤で明らかとなる。細かい伏線がいろいろと張ってあって、小道具なんかもうまく活かしてあって終盤にそれらが見事に回収される様は観ていて気持ちよかったな。
ところでこちらのブログによれば
映画のクライマックス、ケラーと真犯人との対決において、観客はこれが神と悪魔の戦いであったことを知る。
とあって、なるほどなと思った。自分が全く気付かなかったことがいろいろと書いてあって、こう言う深い映画の見方が出来るようになりたいと思う。
暴力描写がそこそこあるので、お子様の鑑賞はNG。あとWikipediaの紹介ページはなぜかネタ全バレしているので閲覧注意です。
85/100点
では