若者よ酒に飲まれろ!

さて

あまり突っ込み的な記事は書きたくもないのだが、今日ブクマした俳優の佐々木蔵之助さんに関する記事がどうしても気になったので記事を書いてみる。

佐々木蔵之介がゆとり世代に激怒「日本酒の飲み方ぐらい覚えとけ」 (2015年5月18日掲載) - ライブドアニュース

冷酒は呑まないから分からないと言うなら、水で割る必要ないだろ。マネージャーの個人的な資質の問題では?

2015/05/19 10:02

佐々木蔵之助さんが、マネージャと酒を呑みに行った際のエピソードだ。

佐々木が許せなかった、ゆとり世代の行動ひとつ目は、マネージャーと居酒屋に行ったときのこと。佐々木が冷酒を頼むと、マネージャーは日本酒を水割りにしたものを渡してきたという。

実家が造り酒屋の佐々木は、「お前なぁ、日本酒の飲み方ぐらい覚えとけよ!」と激怒しそうになったが、マネージャーがあっけらかんとした態度で「冷酒なんて飲まないから知りませんよ」と言ってきたため、怒りを通り越して呆れてしまったという。

一言でまとめると、「マネージャーが日本酒を水割りにした。貴様、日本酒の飲み方も知らないのか!」というお話。

若者の酒離れ

正直、近ごろの若者(筆者はアラフォーのおっさんです)は酒呑まないよね。自分は決して酒豪ではないし、ALDH2の遺伝子型はAGタイプだから遺伝的にも酒に強いわけではない。が、自分は酒を呑むのは好きな方で、ビール、ワイン、日本酒、ウイスキー、全て嗜む。ちなみに焼酎は飲まない。

igcn.hateblo.jp

件のマネージャーもおそらく酒をあまり呑まない口なんだろう。それ自体には全く問題ないのだけど、佐々木さんに対する対応がひど過ぎる。

分からないなら分からないなりに、そのまま酒を渡せばいいのに、勝手に水割りにするというのは対応がおかしいよね。相手が造り酒屋の倅であることを知っていてこれをするのは、言わば「釈迦に説法」。このマネージャーの人間性を疑います。

酒の道は深い

一口に酒といっても、ビールやらワインやらいろんな種類があるし、それぞれに様々な銘柄があって非常に奥が深い。ワインで言えば、産地や葡萄の品種、年代、作り手など、味を決める要素がいっぱいあり、勉強すればするほどその魅力にハマっていくわけだ。

自分ももっと若い頃はワインをいろいろ飲んで勉強したけど、アルコールのせいで勉強したことは全部忘れてしまうので知識は全く深まっていない。

美味い酒を知る必要はない、美味い酒を呑ませる店を知ればよい

美味い酒を知るのは勉強が必要だが、先に述べたように自分は全部忘れてしまう。だが、自分は美味い酒を飲ませる店を知っている。この店に行けば美味いワインが飲める、あるいは美味い日本酒が飲めるという店を幾つか知っていれば、そこに行けば安心して酒が呑めるということだ。

だが、そういう良い店に出逢うには試行錯誤が必要。先達があれば、その教えに従うとよいだろう。

最後に日本酒の飲み方について

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自分がまだ若かった頃、一族郎党が会した家族旅行で夜の食事の際に、グラスと枡が組み合わさって日本酒を注ぐヤツ(「もっきり」と言うらしい)の呑み方を叔父さんが教えてくれた。

「まずコップの中の酒をクイッと呑んで、枡の中の酒をコップに足すんだよ。店主が注いでくれる時に、どんだけ溢れさせるかで、常連具合が分かるよ」

以来、自分はその教えを忠実に守り、また店員が酒を注ぐ時にどれだけ溢れさせるのかを注意深く見守っているのである。(この方法が正しいのかどうかは知らない)

プレイボーイならば酒を呑みましょう。

では!


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