映画「ターミネーター: 新起動/ジェニシス」観に行ってきた
さて
映画「ターミネーター: 新起動/ジェニシス(2D字幕版)」を劇場で観てきたので、それについて熱く語るとしよう。
監督:アラン・テイラー、出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、ジェイソン・クラーク、エミリア・クラーク、ジェイ・コートニーなどなど。
鑑賞直後のツイート
まずは映画鑑賞直後の私のツイートをご覧下さい。
「ターミネーター: 新起動/ジェニシス」観てきた。俺の知っているサラ・コナーはあんなに美人じゃない。以上。
— iGCNメンバー (@iGCN) 2015年7月15日
「ターミネーター: 新起動/ジェニシス」観てきた。俺の知っているサラ・コナーはあんなに美人じゃない。以上。
エミリア・クラーク、可愛いですね。皆さんが乙π乙πって騒いでいた意味が分かった気がしました。
ターミネーターを再創造する
最近は映画を観に行く前の情報収集をあまりしないようになっているので、本作は「ターミネーター」のリブート版だとばかり思っていた。
リブート版だと思い込んで観ていたので、正直観ながらものすごく混乱したのだけど、見終わってから本作はターミネーターのリブートではないと気付いた。
これはアラン・テイラー監督によるターミネーターの再創造であり、そういう意味では副題の「新起動」ってのは言いえて妙だと言えよう(あとでもう少し詳しく語ります)。
以下、ネタバレを(少し)含みます(そしてまた無駄に長い!)。
「ターミネーター: 新起動/ジェニシス」あらすじ
本作(以下T5とする)のあらすじは。
2029年、ジョン・コナー率いる人類群はスカイネットの中枢を破壊し機械軍との戦いに勝利した。機械軍は最後の手として、ジョンの母親サラ・コナーを抹殺すべくターミネーターを1984年の世界に送り込む。人類側もそれを阻止するためにカイル・リースを1984年の世界に送り込むのだった・・・。
と、ここまではよく知っているお話。
なるほど、T1のストーリーを未来側から始めてやり直すんだなと思っていたら、まぁびっくり!
1984年のLAに送り込まれたターミネーターことスッポンポンのシュワちゃん。衣服を奪おうと3人組のチンピラに近寄って行くが、そこに現れたのは全く同じ顔形をしたシュワちゃん型ターミネーター。
ターミネーター同士の格闘が始まるが、一発の銃弾によりスッポンポンシュワちゃんは倒される。銃弾を放ったのはなんとサラ・コナーだった・・・
一方、同日のLAに転送されてきたカイル・リースはホームレスの男から衣服を奪おうとするのだが、警官に見とがめられ追跡される。その警官はなんと、イ・ビョンホン演じる液体金属型ターミネーター(T-1000)だった・・・!
もう初っぱなから驚愕の展開に頭が混乱しっぱなしだった。なんでシュワちゃん型ターミネーターが2人いるの?なんで液体金属型ターミネーターが1984年に現れたの?って。
過去の最強ターミネーター達が冒頭から総出演して豪華満載感炸裂だった。
あらすじ紹介はここまで。続きは劇場でチェックしてください。
少なくともT1とT2は見直しておいた方が良い
上のあらすじ紹介で見たように、T5はT1のストーリーをトレースするように始まり、そこから急展開でパラレルワールド(T5では"timeline"という言葉で表されている)に迷入して全く違うストーリーが繰り広げられる。
シュワちゃん型ターミネーターがLAのグリフィス天文台に現れる冒頭のシーンの一連の流れはT1のまんまなので、改めて見比べてみると面白いと思う。
また、イ・ビョンホンが演じる液体金属型ターミネーター(T-1000)はT2に出てくるんだけど、これもT2オマージュシーンがあるので見比べてみたいところ。
個人的には、イ・ビョンホンにはT2でロバート・パトリックが見せたあのキモチワルイ機械走りを再現して欲しかったけど。
ジェイソン・クラークって悪役顔だよね
今回、ジョン・コナーを演じているのはジェイソン・クラーク。頬に傷があるのは戦士の証として置いておくとしても、正直この人悪役ヅラだよね。見終わってからはこの配役に納得だったけど。
最近では「猿の惑星:新世紀」に出演していたけど、その時は主役で善人の役だったのでちょっと違和感があったな。
ジョン・コナーを演じた男たち
過去のシリーズでジョン・コナーを演じた俳優達を並べてみると、
T2:エドワード・ファーロング
こんなイケメンボーイだったジョン・コナーが、
T4:クリスチャン・ベール
こんなイケメン青年に成長するのは正常進化だけど
T5:ジェイソン・クラーク
ちょっと悪人顔に進化したぞ?やはり歴史が変わってしまったせいか・・・
(T3は観なかったことにしておきます)
ターミネーターの新たな歴史の幕開け
ターミネーターシリーズの基本コンセプトは、タイムマシンで過去に戻って歴史を変えてしまおう!って言うお話だけど。
今回の場合は、カイル・リースが1984年の世界に戻った時点で、T1ではかよわいウェイトレス(見た目はかよわくなかったが)だったはずのサラ・コナーは最強女兵士になっている。
これは、サラが9歳の時にシュワちゃん型ターミネーターに助けられ、戦士として育てられたからだと説明される。
つまり、我々の知っている歴史が既に改変されて、新しい歴史が紡がれていると言うことだ。
歴史が変わったからサラ・コナーも美人になったんだなと勝手に納得したけど。
ちなみに、
T1:サラ・コナー(リンダ・ハミルトン)
ちょっとこわい
T5:サラ・コナー(エミリア・クラーク)
かわいい
T5は、T1/T2至上主義者にはなかなか堪え難いストーリー展開(具体的にはある重要キャラクターの死)になっているのだけど、アラン・テイラー監督による新たなターミネーターが創造されるためにはやむを得ない犠牲だったのだと思う。今後新たなターミネーターの歴史が創られて行くかと思うとワクワクする。
さらに突っ込んで言えば、今回のT5で歴史を変更できると言う前例を作ったから、今後も「ターミネーターが未来の世界から重要人物を抹殺しにくる」という基本コンセプトさえ押さえておけば、ターミネーターシリーズは永遠にリブートし続けることが出来るということだ。
まとめ
- 劇場に行く前にT1/T2は見直しておきましょう
- T1/T2至上主義者にとっては辛いお話かも知れないので、頭を白紙にして観ましょう。
- エミリア・クラークかわいい
- ジェイソン・クラーク悪人顔
以上です。
本当はもっと書きたいことがあったけど、長くなり過ぎたので今日はここまで。明日以降また続きを書きます。
85/100点
では
追記:続きの記事を書きました。あわせてお読みください。