ブログ炎上職人は他人の人生を生きている
さて
先日、ある人のブログが炎上しているのを見た。その人は「専業ブロガーは無職」と言って、痛烈に専業ブロガーを批判して案の定というか計画通りなのだろうけどブログが炎上していた。
http://www.goodbyebluethursday.com/entry/2015/10/11/175213www.goodbyebluethursday.com
自分はブログを真面目に更新し始めて10ヶ月以上が経ち、だいぶブログの作法というかはてな村の掟みたいなものが分かってきた気がする。その間にいくつか炎上案件も目撃してきたけど、いずれも何かをdisった結果、それを愛する人々の目に触れて炎上するというパターンだったように思う。
ブログを炎上させるのは簡単
ブログを炎上させるのって実はすごく簡単な気がする。なるべく多くの人が所属している属性、あるいは多くの人が愛しているものをdisれば容易に炎上するのではないか。
先ほどの例で言えば、disの対象となった専業ブロガー自体は数は少ないかもしれないけど、会社員ブロガーに関する言及もあって、結果ブロガー全員が対象になっている。
属性レベルのdisで言えば、例えば
- 結婚していない男性
- 結婚していない女性
- 結婚している男性
- 結婚している女性
- 専業ブロガー
- サラリーマンブロガー
- 子供のいない夫婦
- 子供のいる夫婦
- 35年ローンでタワーマンションを買う人
- 賃貸住宅に住み続ける人
などなど、対象はいくらでもみつけられそうだ。
その属性を持つ人が多ければ多いほど、延焼範囲も拡がって大きな火を燃やすことができる。
多くの人が愛するものに対する炎上としては、これもつい先日の出来事だけど、任天堂を取り上げた記事が炎上していた。
http://potatostudio.hatenablog.com/entry/2015/10/12/080000potatostudio.hatenablog.com
この記事は正確には任天堂をdisったわけではなく、むしろ賛美する記事なのだが、誰しも一度は任天堂のゲームで遊んだことはあるだろうから多くの人が関心を持ち、何かひとこと言いたい気にさせたのだろう。
炎上職人はブログを炎上させ続けなくてはならない
ブロガーが手っ取り早くPVを稼ぎたかったら、ブログを炎上させるのが良い戦略なんだと思う。炎上に耐える精神力は必要だけど。
しかし炎上やバズで集まった読者は定着してくれないから、継続的にアクセスを稼ぎたければブログを炎上させ続けなければならない。
いろんな属性やものをdisり続けなくてはならないと言うことはだんだんとネタが乏しくなってくるのも必定と言うもの。いろんなものに噛みつき続けていくうちに、噛みつく相手がいなくなってしまうだろう。
ほらね、怖くない。ね。怯えていただけなんだよね。
ネタがなくなった結果、1000万超の人口を抱える東京をdisることを思いつき田舎に引っ越すなんてばかげた選択を取らざるをえなくなることに繋がる。
炎上職人は自分の人生を生きていない
炎上職人の人は結局自分の人生を生きていないと思う。多くの人が所属している属性や愛しているものをdisるばかりで、自分の属性や愛を語ろうとしていないのではないか。
それは逆説的に他人に人生を支配されていることにほかならない。
ここに、Apple共同創業者のスティーブ・ジョブスの名言を貼っておく。
Your time is limited, so don't waste it living someone else's life. Don't be trapped by dogma - which is living with the results of other people's thinking.
あなたの時間は限られている。だから他人の人生を生きたりして無駄に過ごしてはいけない。ドグマにとらわれるな。それは他人の考えた結果で生きていることなのだから。
Steve Jobs
炎上職人は他人の考えた結果の逆説を生きているに過ぎないのではないだろうか。
さいごに
炎上職人にひとこと言いたい。
いつまで他人の人生を生きて消耗しているの?
では
(他人のブログ炎上の残り火から火をつけようと言うさもしい根性が透けて見えるこの文章は27分間で書かれた)