スター・ウォーズ展@静岡市美術館行ってきた
さて
今日は長らく待ちわびたスター・ウォーズ展を見に静岡市美術館まで行ってきたのでそのことについて語るとしよう。
スター・ウォーズ展は昨年4月29日に六本木ヒルズを皮切りに全国を巡業してきたわけだが今年の1月23日からは静岡市美術館で開催されていた。会期が3月27日までに迫ってきたので、最後のチャンスとばかり三連休最終日の今日行ってきた。
ちなみにチケット代は当日券1300円なのだが、嫁からの教育が行き届いている私は美術館へ向かう前にしっかり駅前の金券ショップに立ち寄り、一般前売ペアチケット2枚1組2,000円の片割れ(つまり原価1000円)を1150円で購入したのだった。
150円得したのか、損したのかよく分からないが。
静岡市美術館があるのはJR静岡駅北口すぐに建つ葵タワービルの3階。静岡駅からだと地下街から直結で入れるので雨の日も安心である。
スターウオーズ展なう pic.twitter.com/YxqtFBbhQG
— iGCN (@iGCN) 2016年3月21日
会場で入り口にはダース・ベイダーとストーム・トルーパーがお出迎え。右に見えている半球状の物体は、デス・スターの模型。
テンション上がる! pic.twitter.com/SOt3zlrqcC
— iGCN (@iGCN) 2016年3月21日
さも、これから会場入りせんとしているかのように呟いているが、実際には見学し終わってから写真撮影をしたので、これは言わば今流行りの偽装ツイートである。
会場内は当然のごとく撮影禁止だったので、会場内の雰囲気を言葉に落とし込んでお伝えしなければならない。難事業だが頑張ってみよう。
会場は7つのビジョンにより構成
会場は以下の7つのブース(ビジョン)に分割されてそれぞれのテーマごとに展示物がおかれていた。
- スター・ウォーズの原点
- サーガと運命の肖像
- フォースの光と闇
- 戦いと兵器
- 銀河と生態系
- ドロイドが見たサーガ
- アートに広がるギャラクシー
各ブースでは、登場人物の紹介や、映画のシーンを編集した2ー3分ほどの動画が流されていて、見学者はみな食い入るように見つめていた。一番最初のブースではジョージ・ルーカス本人からの日本の来場客へ向けたメッセージが上映されていた。
黒澤明監督との交流のエピソードなどについて語っていたけど、「THX 1138の撮影の時に初めて日本を訪れた」という初耳なエピソードについても語っていた。へぇー。
スター・ウォーズのオリジナル・トリロジーがジョゼフ・キャンベルの「千の顔を持つ英雄」を下敷きに黒澤明監督の「隠し砦の三悪人」にインスパイアされて制作されたのも有名な話だが、さらに「フラッシュ・ゴードン」の影響も強く受けているという、これまた初耳な展示内容が目を引いた。
「フラッシュ・ゴードン」って、「TED」にも出てくるアレですよ!。
映画制作に乗り出した当初、ルーカスは少年時代にコミックや連続活劇映画で夢中になった宇宙冒険ファンタジー「フラッシュ・ゴードン」を映画化しようと、その版権を取得しようとしましたが、できませんでした。そこでオリジナル作品として「スター・ウォーズ」を構想することにしたのです。
- スター・ウォーズ展公式図録より
ルーカスがフラッシュ・ゴードンの映画化権を獲得していたら、「スター・ウォーズ」はこの世に生み出されていなかった可能性があるということだ。
ついでに言うと、ルーカスが離婚しなければ今のピクサー・アニメーション・スタジオ社は存在しえず、トイ・ストーリーもモンスターズ・インクもこの世に生み出されなかったと言う話はまた別のお話し。
閑話休題
最初のブースで一番目を引いたのは、スター・ウォーズシリーズのキャラクタやビークルのデザインを担当したラルフ・マクォーリーによる肉筆の原画の数々。オリジナル・トリロジーの各シーンを彷彿とさせる原画にはとても興奮した。
続く展示室では、各キャラクターに焦点をあてて、衣装や小道具・着ぐるみの展示や、各キャラクタを描いたアーティストの作品が展示されていた。なかでもやはり一番人気があったのは断トツでダース・ベイダー卿だった(個人の感想です)。Episode IからVIはダース・ベイダーことアナキン・スカイウォーカーの物語だったわけだから、一番人気というのも頷けるのだけど。
天野喜孝氏が描いたダース・ベイダーの作品がとても良かった。
「スター・ウォーズ」企画展にシド・ミード、天野喜孝らの作品が集まる - 映画ナタリーより
個人的にはスター・ウォーズシリーズで一番好きなキャラクタはダース・モールであり、そのダース・モールを描いたWill Wilsonの「モールの誕生」という作品が今回の展覧会では出色の一作と思った。これから見に行かれる方は是非注目してみて欲しい。
「スター・ウォーズ」企画展にシド・ミード、天野喜孝らの作品が集まる - 映画ナタリーより
後半のブースでは、シリーズに登場した武器や宇宙船の模型の展示もあった。子供たちがすごく興奮しながら見ていたのが印象的だった。大きなお友達達もとても興奮していたけど。
最後のブースでは現代アート風に描かれたスター・ウォーズキャラクタたちの作品を展示。
今回の展覧会は基本Episode IからVIまでの内容を扱っていたため、Episode VIIについては最後の最後にちょろっと新作情報的におまけで扱われているだけだった。まぁこれは仕方ないな。
ミュージアムショップにて
会場を出るとミュージアムショップで公式グッズが多々販売されていた。娘にチューバッカのぬいぐるみでも買って行こうかと思ったけど、お小遣いが足りないので果たせず。公式図録(2000円)のみ購入してきた。我が家の家宝にしよう。
さいごに
会場は三連休ということもあってか老若男女の多数の観客でごった返していた。小学生に行かないくらいの小さい子供も大勢来ていて、「ダース・ベイダーだ!」とかテンションアゲアゲで見ていたのが印象的だったな。
スター・ウォーズシリーズの人気の高さを思い知らされた。
スター・ウォーズ展は静岡市美術館で3月27日まで。
次は大阪のあべのハルカス美術館で7月16日から。
http://www.ytv.co.jp/event_starwars/www.ytv.co.jp
大阪の方はお楽しみに。
では
関連記事:
igcn.hateblo.jp