パナマ文書で話題のタックス・ヘイヴンが税金天国ではなかった話
さて
パナマ文書と呼ばれる機密文書が公開されて、世界中で話題になっています。自分は経済や法律に関してはあまり興味がなかったので、「死海文書みたいなもんかな」程度にしか思っていなかったのですが、どうやら世界の政治・経済を揺るがしかねない大スキャンダルのようです。
パナマ文書に関する記事を読み漁ると、タックス・ヘイヴン(租税回避地)という言葉が繰り返し登場します。
以前から聞いたことのあった単語だが、改めて文字にして読んだ時に違和感を感じたのは、「ヘイヴン」の「イ」が余計じゃないのか?ということです。
自分はずっと「タックス・ヘヴン」、税金天国だと思っていたのです。
タックス・ヘイヴンはTAX HAVEN
みんな大好きWikipediaを紐解いてみましょう。
タックス・ヘイヴン(英語: Tax haven)とは、一定の課税が著しく軽減、ないしは完全に免除される国や地域のことである。
フランス語ではパラディ・フィスカル(仏: paradis fiscal)といい、「税の(fiscal)楽園、天国(paradis)」という語があてられているが、英語の haven は「避難所」の意で、heaven(天国、楽園)とは異なる。
タックス・ヘイヴンは英語ではTax havenと綴るとのこと。
Haven と Heaven
HavenとHeavenを辞書*1で引いてみると、
Havenは安息地、避難場所の意
Heavenは天国、極楽の意
となっています。
つまり、
× TAX HEAVEN(税金天国)
○ TAX HAVEN(税金避難所)
と言うことのようです。
天国の「ヘヴン」と区別するために「ヘイヴン」と表記するのですね。紛わしいですね。
さいごに
もともとの英単語からして、eが入るか入らないかの微妙な違いだし、意味合い自体も当たらずも遠からじな感じでやっぱり紛わしいと思ってしまいますが。
けど、また一つ勉強になりました。
では
*1:https://itunes.apple.com/jp/app/u-izudamu-ying-he-he-ying/id284350526?mt=8&uo=4&at=11lQPS