終戦記念日に映画「インディペンデンス・デイ:リサージェンス」を観てきた:ネタバレあり感想
さて
去る8月15日、終戦記念日に映画「インディペンデンス・デイ:リサージェンス」を観てきたのでそのことについて語るとしよう。
監督:ローランド・エメリッヒ
出演:リアム・ヘムズワース、ジェフ・ゴールドブラム、アンジェラベイビーなど
あらすじは
20年前に地球に襲来したエイリアンを酒浸りのじいさんのカミカゼアタックで撃退した人類だったが、その20周年記念式典が行われている独立記念日に合わせてエイリアンたちが再び地球に襲いかかってきた。人類の運命やいかに!
というお話だ。
以下ネタバレあり
本当はシン・ゴジラ(2回目)を観に行く予定だった
本当はシン・ゴジラ(2回目)を観に行くつもりでいたのだけど、週末のタマフルのムービーウォッチメンで本作を取り上げると知って、急遽予定を変更して観に行ったのだった。
映画鑑賞前のツイート
今日は終戦記念日なので、映画「独立記念日:復活」を観にきました。 pic.twitter.com/I5NoTfhIeo
— iGCN (@iGCN) 2016年8月15日
映画鑑賞直後のツイート
シン・ゴジラ(2回目)を観に行くべきだった、、、orz.
— iGCN (@iGCN) 2016年8月15日
と言うわけで、またもや「観た事を後悔するレベル」の作品を観てしまった。まぁ週に1度の「メンズデイ」で1100円で観られたから文句も言えないところだけども。
20年ぶりの続編なのに前作を引っ張り過ぎ
前作「インディペンデンス・デイ」が公開されたのは1996年。自分は確かどこかのタイミングでDVDで観たのだけど、20年前とは言わないまでも10年以上前のことになる。今回は続編を観に行くつもりは全くなかったので、前作を見返すなどの予習(復習?)は一切しないで観に行ったのだった(これが失敗の元)。
蓋を開けてみれば、今回の続編は20年ぶりに制作されたにも関わらず前作の登場人物が多く登場してきて、しかも主役級の活躍を果たすのである。かろうじて冒頭に前作の合衆国大統領の印象的な演説シーンが引用されていて、その直後に登場する人物が20年後の元大統領なんだろうなぁとは分かったけど、正直それ以外の登場人物については誰が誰だか家へ帰ってWikipediaでチェックするまで分からんかったよ。
さらに問題なのは、その他の思わせぶりな登場人物たちが「これ、前作にも出てきた人なのかな?」と思わせる程度に前作から続投している人物達と訳知り顔で交流するので、余計に紛わしい(アフリカの部族長とか、精神科医の女医さんとか)。
結局登場人物の人間関係を把握しきれない隔靴掻痒感で映画に集中できなかったわ。
え、またカミカゼアタック?
前作からの進歩としては、捕獲したエイリアンや宇宙船からエイリアンの技術を学び、地球の科学技術が目覚ましく発展しているという設定とエイリアンの脅威に対抗するために世界が一致団結して防衛体制を敷いているという設定。
そのわりには登場する自動車やカメラなどの機器はそこいらにある現代の製品がそのまま使われていてナンダカナーと思うのだけど。
またエイリアン母船に対する攻撃にしても、結局は前作と同じカミカゼアタックかよ!というオチでなんだかガッカリ(一応二重オチになっているのだけど )。
そのカミカゼ特攻隊員にしても、マァある意味予想通りの人選というか、前作で人類のリーダーとして活躍した米大統領が立候補するという。「元戦闘機パイロットで、湾岸戦争の英雄。」という設定だから、爆撃機の操縦はできるのかも知れないけども、要介護老人でヨボヨボの姿を前半で見せつけていたのに、そんな御老体に人類存亡の命運を賭けた作戦を一任できないだろ、JK。
映画の後半である人物が死ぬ御都合展開もなんだか納得できなかった。「ここらで一人殺してお涙頂戴シーンにしよう」という脚本家のほくそ笑みが見えるようだわ。
中国におもねり過ぎ問題。
本作の制作にあたってどれくらい中国の資本が入っているのかは知らんけども、中国人(中国系)の俳優が出過ぎ。ちなみに写真左がチン・ハン(「ダークナイト」で悪役実業家を演じてた人)、右がアンジェラ・ベイビー。
全人類が一致団結して地球防衛にあたっているという設定だから、まぁ各国人が出てくるのは良いとしても、中国人の比率が高過ぎ。ましてや中国人同士が中国語で会話して英語の字幕(に日本語の字幕も)がつくシーンがあったりして、ナンダカナー。
まぁアンジェラ・ベイビーが可愛いから許すけど。
この「中国におもねり過ぎ問題。」は映画「トランスフォーマー/ロストエイジ」でもあったんだよな。無意味に舞台が中国だったり、無意味に中国製の牛乳を飲むシーンがあったり。
本作でも月面基地で無意味に中国製の牛乳を飲むシーンが挿入されていて笑うを通り越して呆れたわ。
ナンダカナー
中国押し過ぎ問題について取り上げたブログを発見したので御一読アレ
http://machinaka.hatenablog.com/entry/2016/07/10/014838
さいごに
映画始まって15分くらい以降は「早く終わんねーかなぁ」と思いながら観ていました。こんな映画体験は久しぶりだわ。
せめてもの慰み(?)に、タマフルに監視報告メールを書く事にしましょう。
こんなんなら「シン・ゴジラ(2回目)」を素直に観に行っておけば良かった。
では
45/100点