「ドクター・ストレンジ」観てきた(ネタバレなしオチあり)レビュー
本文の最後にオチがあります。どうぞ最後まで席を離れずにお楽しみ下さい。
さて
先日封切られたばかりの映画「ドクター・ストレンジ」を早速観てきたのでそのことについて語るとしよう。
日本公開:2017年
監督・脚本:スコット・デリクソン 出演:ベネディクト・カンバーバッチ、キウェテル・イジョフォー、レイチェル・マクアダムス、ベネディクト・ウォン、俺のマッツ・ミケルセン、ティルダ・スウィントン
【目次】
- 「ドクター・ストレンジ」あらすじ
- バットマン・ビギンズ+インセプション
- 悪役が魅力的なスーパーヒーロー映画は面白い
- ストーリーよりも驚愕の映像体験を楽しめばいいじゃない
- 君はスタン・リーをみつけたか
- さいごに
- オチ
「ドクター・ストレンジ」あらすじ
本作のあらすじは
主人公ドクター・ストレンジことスティーヴン・ストレンジは凄腕の神経外科医だが、傲慢で偏屈な性格の持ち主。同僚で救命救急医のクリスティーン・パーマーとは友達以上恋人未満と言う中途半端な関係。ドクター・ストレンジは、学会に向かう途中にわき見運転から交通事故を起こし、両手の神経を損傷してしまう。11時間にも及ぶ大手術で一命はとりとめたものの、両手の機能は戻らず神経外科医としてのキャリアは台無しに。
必死にリハビリに取り組むものの思うように手の機能は回復せず自暴自棄になるストレンジだったが、かつて脊髄損傷による麻痺から完全に回復した患者がいたことを知り、居場所を突き止めて会いに行く。元患者から教えられたカトマンズにあるカマー・タージと呼ばれる施設でストレンジは不思議な魔術を操る人々と出会い、能力を開花させていくのであった・・・
と言うようなお話だ。
本作はマーベルシネマティックユニバースの一作品として新たにドクター・ストレンジを紹介すると言う位置づけの作品で、ドクター・ストレンジがドクター・ストレンジになるまでの経緯を描いている。特に前半の手の機能を失ってからのドクター・ストレンジの苦悩ぶりは心打たれるものがあった。
バットマン・ビギンズ+インセプション
予告編を初めて観た時からなんとなく感じていたけど、見終わってから改めて思ったのは本作はバットマン・ビギンズとインセプションを足して2で割ったような感じだなと言うこと。
バットマン・ビギンズっぽいところ
ドクター・ストレンジが助けを乞いに訪れたカマー・タージで出会うのがエンシエント・ワンと呼ばれる人物。ミステリアスな禿頭の女性である。
エンシエント・ワン
この人物造形を見て真っ先に、かつてバットマン・ビギンズでケンワタナベが演じたラーズ・アル・グールを思い出したのは自分だけではないだろう。
ラーズ・アル・グール
バットマン・ビギンズでラーズ・アール・グールの本拠地が置かれていたのは確かヒマラヤ山脈の奥地だったはず。「ドクター・ストレンジ」に登場するカマー・タージもヒマラヤ山脈の玄関口であるカトマンズにあるという類似よう。いかにも東洋風の施設のデザインといい、宗主のはげ頭っぷりといい共通点が多すぎる気がした。
インセプションっぽいところ
映画「インセプション」より
これは一目瞭然で、時空をねじ曲げて闘うドクター・ストレンジの魔術によってビルや街並みがグニャグニャと変幻自在にひん曲がったり開いたり閉じたりする様が、クリストファー・ノーラン監督の傑作映画「インセプション」でパリの街並みを捲って見せた光景を想起させたのである。
どちらのポイントについても自分がノーラン厨であるが故の見方と謂われてしまえばそれまでだけれども。
悪役が魅力的なスーパーヒーロー映画は面白い
パンダの眼徴候が明らかなマッツ。ドクター・ストレンジであれば頭蓋底骨折を疑うべきところだ
スーパーヒーロー映画ってともすれば荒唐無稽に終わってしまう。特にこの作品は時空を歪めて闘うという性質上、荒唐無稽にならざるを得ないのだけど、ヴィランにマッツ・ミケルセンを配役したことでグッと作品全体が引き締まったかのように思う。マッツ、最高だよマッツ。らぶゆ〜。
ストーリーよりも驚愕の映像体験を楽しめばいいじゃない
ガンバとカワウソ
正直に言えば映画としてはアメコミ原作と言うことを差し引いてもストーリーがあまりにも荒唐無稽にすぎる嫌いはあるのだけど、驚愕のVFXを何も考えずに楽しめばいいじゃないかなと思う。
そうそう、今回はいつも観に行く映画館が新しく導入した重低音体感上映で観てきたのだけど、特に戦闘シーンでの重低音が身体の芯にズンズン響いてくる感じがして新しい映画体験だったな。立川まで行かないでも静岡で爆音上映が楽しめるのは実にありがたい。
君はスタン・リーをみつけたか
スタン・リー
ところでマーベル映画のお約束といえば、マーベル・メディア名誉会長のスタン・リーが必ずカメオ出演しているということ。毎回彼がどこで登場するかを探すのがある意味でマーベル映画の楽しいところなのだけど、今回もしっかり出演されていました。スタン・リーが登場するシーンでは場内からくすくす笑いが漏れたりするもんだけど、自分が観た劇場はシーンとしていたな。
これから観に行く方は是非目を皿のようにしてスタン・リーを探してみて下さい。
さいごに
ドクター・ストレンジは今後のマーベル映画にも登場が予定されているので、マーベル映画を追っていくうえでは必見の作品と言えよう。是非劇場で体感してみて下さい。
80/100点
では
オチ
映画見終わって帰ってきたら、家の二重ロックがかけられてて家に入れないという罠。家人は電話もメッセも応答なし。アーレー?
— iGCN (@iGCN) 2017年1月30日
@iGCN 手で円を描きましょう.
— おまきざる@憂鬱 (@capuchinyou2) 2017年1月30日
@capuchinyou2 だけど僕にはスリング・リングがない(涙)
— iGCN (@iGCN) 2017年1月30日
@iGCN 5時間くらいドアにもたれて座ってたら開けてくれるかもしれませんね
— おまきざる@憂鬱 (@capuchinyou2) 2017年1月30日
待つこと2時間半、ついに扉は開かれた!
— iGCN@はてなブログ (@iGCN) 2017年1月30日