「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」観に行ってきた。【ネタバレ満載】言いたいこと全部言っちゃうレビュー

さて

映画「スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2D字幕版)」を劇場で観てきたので、早速それについて熱く語るとしよう。

最初からネタバレ全開でいくので、まだ観ていないと言う方はここで引き返すか[あとで読む]タグをつけてはてブにぶっ込んで劇場で観賞してからまた読みにきて下さい。

念のためブックマークボタンを置いておきます。

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では行ってみよう!

オープニングシークエンスは否応なしに上がる

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スター・ウォーズシリーズ毎度のお約束だけど、映画の最初は黄色い文字で描かれたSTAR WARSというタイトルと、広大な宇宙空間を後方へ向かってスクロールしていく前回までのあらすじ、そしてジョン・ウイリアムズ御大作曲によるテーマ曲。

このテーマ曲がかかるだけでテンションがいきなりマックスになるよね。

Main Title

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  • John Williams, London Symphony Orchestra
  • サウンドトラック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

敵艦の名前がドレッドノートってなんなの問題

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これまたお約束で、前回までのあらすじ紹介が終わると宇宙空間での戦闘シーンに入るわけだけども、レジスタンス軍を追い詰めまさに仕留めようとするファースト・オーダー軍の旗艦の名前が「ドレッドノート」と言う。

みなさん、超弩級という言葉を聞いたことがあるだろうし、使ったこともあると思うのだけど、ドレッドノートというのはこの「弩」なのであります。

何を言ってるかわからないと思うので解説すると、ドレッドノートはもともとイギリス海軍の軍艦なのだけど、製造当初革新的だったもんでドレッドノート級の軍艦を「弩級」と呼ぶようになり、それを上回るものを「超弩級」と呼ぶようになったのだ。

確か宇多丸さんも言ってたけど、旧シリーズでは惑星や宇宙船の名前のつけ方に一々センスがあったのだけど、新シリーズに入ってから(ジョージ・ルーカスの手を離れてから)すっかりそのセンスがなくなったと思う。ドレッドノートなんて現実世界のネーミングを持ち込まないでほしいわ。

宇宙空間で息できすぎ問題

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オープニング最初の戦闘で敵旗艦に向けての総攻撃で爆撃機が出撃するのだけど、爆撃機から爆弾を投下するときになぜか爆弾のすぐ近くにあるスイッチを押さなければならない設計になっている。てか操縦席から投下できるように作れよ。

しかも、爆弾を投下する投下口が全開になった状態で、その場で乗組員がスイッチを操作しなければならない。宇宙空間に開かれてる艦内でどうやって息しているの?真空空間に吐き出されるんじゃないの?

この同じ疑問は後にレジスタンスの旗艦の艦橋部が破壊されてレイアが宇宙空間に投げ出されたときにも生じる。なぜか宇宙空間で息を吹き返すレイア、フォースの力で旗艦に戻るレイア。おかしいだろ。

フィンとローズの作戦必要だった?問題

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ファーストオーダーの追跡装置を無効化するためにフィンとローズがスターデストロイヤーに侵入しようとする作戦。敵軍のシールドを破るためにわざわざコードブレイカーを探しにカジノに乗り込んでいくわけだけど、この一連のシークエンス必要だった?

振り返ってみると全く作戦として意味がなかったように思えるのだけど。なんかカジノ惑星に行って武器商人たちが豪遊しているのを見せつけて、ありきたりな商業主義批判をしたかっただけのように思えてしまった(レジスタンスのタネを植え付けてきてたけど)。*1

シン・ゴジラを監督した庵野秀明は「頭の悪い奴が足を引っ張る展開がストレスで苦手」との名言を残したけど、正直このシークエンスでのフィンたちは足を引っ張ってこそいないものの、無駄骨に終わっていた気がする。

まぁサプライズ的に登場したベニチオ・デル・トロ(DJ)は存在感を発揮してて良かったけど。しれっとエピソード9にも登場しそう。

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フィンは元一介のストームトルーパーに過ぎないのにファーストオーダー軍の機密情報知り過ぎじゃない?問題

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フィンが元ファーストオーダー軍のストームトルーパーであったことは皆さんご存知と思うが。フィンとローズがスターデストロイヤーに潜入する作戦で、「掃除の仕事をしていたから追跡装置の場所も知ってるぜ」みたいなことをフィンが言うのだけど、一介のストームトルーパーに過ぎないはずなのに、軍の機密情報知り過ぎじゃない?

逆に言えば、

ファーストオーダー軍、機密情報がダダ漏れすぎじゃない?問題

と言ってもよい。セキュリティ・クリアランスどないなってんねん。

そもそもあんな巨大な船の中、くまなく掃除してたとしてもどこに何があるか憶えられないだろ。

カイロ・レンが相変わらず弱々しい問題

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新三部作における主人公はレイとカイロ・レンことベン・ソロなわけだけども、このカイロ・レンのほうが前作からあまり成長しきれていない気がする。前作でもやたらと癇癪を起こして物に当たっていたけど、今作でも同じことを繰り返している。なんだかなぁ。

旧三部作に登場したダース・ベイダー(ルークの父、レンの祖父)は、初めて登場した瞬間から「こいつめっちゃやべー」って最強の悪役であることが一目瞭然でわかったし、圧倒的にダークサイドだし圧倒的に強かったけど、レンは残念ながらそこまでの域に達していない。

今作でもダークサイドに落ちるのか否かのレンの心の葛藤を描きたかったのかもしれないけど、前作で自ら父を殺すという踏み絵まで踏んだのに、まだ葛藤してるって逆におかしくない?ハン・ソロ無駄死にじゃない?

その意味では最高指導者のスノークを殺し、自らがその座に収まることで完全に葛藤を断ち切ったということなんだろうなぁ。

主人公レイの魅了には圧倒される

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問題ばかり指摘してても仕方ないので、個人的にぐっときた美点について述べていきたい。まずは何と言っても主人公レイを演じているデイジー・リドリーの魅力だよね。宇多丸さんも繰り返し言ってるけど、圧倒的な主人公感があって、心を奪われてしまう。目力が強くて素敵だわ。

個人的には、以前から俳優の市原隼人に似ているなぁと思っていて、本作もずっと「市原くんだなー」と思いながら観てたんだけど、これって俺だけ?。

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スノークの謁見室のミニマリズム

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劇中何度か登場する、最高指導者スノークの部屋のデザインがすごく良かった。壁一面が赤く照らされていて、王座の左右を真っ赤な甲冑を身にまとった近衛兵(Elite Praetorian Guardsと言うらしい)に守られている。禅を思わせるシンプルでミニマルなデザイン。

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スノークを倒したレンとレイが共闘してElite Praetorian Guardsと闘う殺陣シーンもすごく良かったな。この映画最大の見せ場だと思う。

惑星クレイトでの最終決戦

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仲間や船を失って追い詰められたレジスタンス軍は惑星クレイトの秘密基地に立てこもるが、すぐにファーストオーダー軍に見つかり、総攻撃を仕掛けられてしまう。この惑星は、赤い大地が真っ白な塩で覆われていると言う設定になっていて、AT-ATもといAT-M6(コメントで指摘いただきました。ハンソロさんありがとうございます)が歩いたり、スキー・スピーダーが滑空すると真っ赤な土煙が立つ。ビジュアル的にとてもインパクトのあるアイディアだと思った。

ビークルモデル 012 スター・ウォーズ AT-M6 プラモデル

ビークルモデル 012 スター・ウォーズ AT-M6 プラモデル

キャストについて

JGLどこに出てた問題

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IMDB.COMで本作のキャストリストを見ていて、JGLことジョゼフ=ゴードン・レヴィットの名前を発見して驚愕した。え?どこに出てた?

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Slowen-Loというキャラクターの声をあてているらしいが・・・

早速ネット検索して見たところこちらの記事を見つけた。

Who Is Slowen-Lo in Star Wars The Last Jedi? | POPSUGAR Entertainment

フィンとローズがカジノに潜入するシーンで、酔っ払ってBB-8にまとわりつきコインを挿入している小さなエイリアンがSlowen-Loだという。グルグル唸ってたようには思ったけど、言葉喋ってた?気づくわけないわ。

日本人俳優も出演

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キャスト一覧の中にTOGO IGAWAの名前を発見した。伊川東吾さんは日本人の俳優で、俳優座に学んだのち渡英しロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの劇団員になりそのままイギリスで活躍されているとのこと。Resistance Bridge Officerとしてキャスティングされている。そういえば日本人風の将校がちらっと映っていたような。

スター・ウォーズのシリーズで日本人が出演したの、初めてじゃないのかな。すごいことだと思うけど。

チューバッカの中の人が交代していた

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ハン・ソロの相棒チューバッカ。エピソード4から7まではピーター・メイヒューが演じていたが、本作ではチューバッカ役をJoonas Suotamoという俳優さんが演じている。前作(フォースの覚醒)にも、Joonas Suotamoさんはチューバッカのダブルとしてキャスティングされていたようだが、本作で正式に交代になったようだ。

ちょっと悲しい。

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

さいごに

長くなってしまったけど、本作は正直ツッコミどころ満載すぎて夢中になりきれなかった。

70/100点

では


*1:贔屓目にみればカジノのシーンは、もしかするとエピソード4におけるタトゥイーンの酒場“カンティーナ”を再現したかったという意図があったのかもしれない。