映画「アンストッパブル」見た
さて
昨夜はTBSで映画「アンストッパブル」を放映していたので観た。
最近は基本的にテレビ放映の映画は観ないことにしている。
その理由は簡単で、合間合間のCMの時間がもったいないことと、2時間の放映枠 − CM時間 = 約90分くらい?の尺に合わせるために、元の映画が適当に編集されてしまうこと、邦画は別として、洋画はできれば原語音声 + 日本語字幕で観るのが望ましいことなどなどである。
のだが、最近ツレがクリス・パインのファンらしく、彼が出演しているからどうしても観たいのと言うのでお付き合いした次第。
「アンストッパブル」は2010年公開のアメリカ映画。トニー・スコット(リドリー・スコットの弟)監督、デンゼル・ワシントン&クリス・パイン主演。
お話は
デンゼル・ワシントン演じるベテラン機関士と新米車掌のクリス・パインは、事件当日の朝、初めて機関車に同乗勤務する。クリスは親族が鉄道会社の重役であり、新人ながら優遇されているため、周りのベテラン職員からは腫れ物扱いされている。当初、何となくソリの合わない2人。
同じ頃、可燃性の高い有毒物質を満載した39両編成の貨物列車が、人為的ミスから暴走事故を起こしてしまう。 鉄道会社のお偉いさん達は州警察とも協力して、貨物列車の暴走を止めようとするがことごとく失敗。
同じ路線上を走る機関車に搭乗していたデンゼルとクリスの2人に暴走阻止の最後の希望が託されるのであった・・・
といったところ。
機関車が暴走すると言うストーリーで真っ先に思い出すのは、黒澤明原案の映画、「暴走機関車」ですな。こちらは1984年公開の映画。未見なのであまり語ることはない。
それともう一つ、列車映画で忘れてならないのが「カサンドラ・クロス」。
WHOに忍び込んだテロリストが病原菌に感染してしまい、逃亡のため大陸横断鉄道に乗り込む。感染拡大を恐れた米軍は、列車を廃線になった路線の高架橋へ誘導し、橋を崩落させて列車ごと葬り去ろうと画策する。
ってお話。これは子供の頃にテレビ放映で見て、スゲー怖かった思い出がある。
話を「アンストッパブル」に戻すと、本作はどうやら実話に基づいて作られたらしい。
CSX8888号暴走事故(CSX 8888 incident、別名 クレイジーエイツ事故)は、2001年にアメリカ・オハイオ州で発生した、CSXトランスポーテーションの貨物列車が暴走した事故である。SD40-2型機関車と47両の貨車が機関士不在の状態で最高51mph(82km/h)にて約2時間暴走し、最終的に追いついた別の機関車を後部に連結して停車させた。
実際の事故があったのはオハイオ州だが、映画の舞台はペンシルバニア州に設定されている。なぜ舞台を変えたのかは謎だが、Wikipediaの記事を読むと、映画は実際の事故にかなり忠実に描かれているようだ。
実話では、主人公の2人は
勤続28年の機関士ジェス・ノールトンと長年ジェスとコンビを組んでいる車掌テリー・フォーソン
とのことだが、映画では車掌の方が新人と言う設定になっている。主人公がベテラン2人だと、映画的に面白くないんだろうな。
あまり期待せずに観たんだけど、案外面白かったので収穫。
個人的に面白かった、というか爆笑したのは、デンゼル・ワシントンは娘が2人いる設定なんだけど、「娘はHootersでバイトしている」ってクリス・パインに打ち明けるセリフ。
Hootersって、日本だと赤坂とか渋谷とかにしかないけど(ほかには銀座・大阪)、アメリカだとそこら中にあるんだよね。ちなみに、グラマーなオネーちゃんがセクシーな衣装で接客してくれるスポーツバーです。行ったことないけど。
「娘がHootersでバイトしてる」って、ちょっと恥ずかしいし出来たら誰にも言いたくないだろうから、それを言えるほどには2人は打ち解けたんだなって感じた。Hootersが何だか分からないと、ここは分かり難いところだな。
では