見る向きを変えるだけで何かが見えてくる現象について
さて
昨日なんとなしにはてブを閲覧していたら、マクドナルドのあんこパイの食レポのブログエントリに行き当たったのであるが、ここで着目すべきはあんこパイの断面を写した写真である。
あんこパイの断面を敢えて縦長の構図で撮影している。
【期間限定】 今年も新登場 マクドナルドのあんこパイ - 不思議の国のアラモードなぜ写真がこの向きなのか。
2015/09/28 22:10
はてブコメントではこんな意見もあった。
【期間限定】 今年も新登場 マクドナルドのあんこパイ - 不思議の国のアラモード写真に悪意を感じる
2015/09/28 21:18
このブログエントリの他の写真を見ると、全て縦長の構図で撮られた写真が載せられていたので、単に撮影機材(スマホカメラだろうか)の制約によるものと思われるのだが、心の濁った私の目には(ry
あんこパイの写真を見て思い出したものは
このあんこパイの写真を見て、自分はかつてフランスの眼鏡メーカーalain mikli(アラン・ミクリ)が展開した、ある広告キャンペーンを思い出したのだ。今でも忘れられないインパクトのある広告だった。
閲覧注意につき、まずはモザイクつきの画像を貼っておく。
モザイクなしの画像は続きに。
alain mikliとは
- デザイナーのアラン・ミクリ氏
眼鏡って今でこそファッションアイテムの一つとして認知されているけど、40数年前にはまだ単に「視力を矯正する道具」でしかなかった。1976年にパリの眼鏡学校を卒業したアラン・ミクリは、そんな現状に飽き足らず、ファッションアイテムとしての眼鏡(アイウェア)を次々と提案していき、眼鏡デザイナーとしての地位を確立していった。
工業デザイナーのフィリップ・スタルクとコラボレーションしたり、今でも幅広く活躍している。
自分も青山や丸の内の店舗でいくつか眼鏡やサングラスを購入したことがあるけど、いずれも個性的な(ぶっとんだ)デザインが気に入っていた。
そんな個性的なalain mikliは広告も個性的なのだ。
見る向きを変えるだけで何かが見えてくる画像
こちらが問題の画像。眼鏡メーカーらしく目の画像をあしらったポスターだが、画像が90度回転して掲載されている。見る向きを変えただけで何かが見えてくる気がする。心の濁った私の目には(ry
これは性的なサブリミナル効果を狙った広告で、あからさま過ぎてもはや「サブリミナル」ですらない気もする。
この広告キャンペーンが展開されたのは2002年のこと。当時の東急東横線渋谷駅のホームの天井から、同じような画像のポスターが無数に、多種掲げられていたのを今でも強烈に憶えている。
ギョッとするし一度見たら忘れられないインパクトがあったので、賛否は置いておくとしても広告効果は抜群だったのではないか。今だったらPTAとかが文句を言って、速攻で取り下げになりそうだけど。
同様のサブリミナル広告を集めたサイト↓ blog.livedoor.jp
さいごに
「画像を見たけど、何も見えてこなかった」というあなたは心の綺麗な方です。
私のような人間の書くブログを読んではいけません。
では