YouTube Redとゴッドファーザー

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さて

YouTubeが映像クリエーター達に無理難題を押し付けていると言うこちらの記事。

jp.techcrunch.com

YouTubeは、有力ビデオクリエーターに対して事実上拒否できない提案を持ちかけた。応じなければ彼らのコンテンツは消滅する。今日(米国時間10/21)YouTubeは、広告収入を得ている「パートナー」は、同社の新サービスYouTube Redの9.99ドル広告なし定期購読の広告収益分配契約に署名しない場合、そのビデオは広告付、広告なしいずれの一般公開対象からも外れることを正式発表した。

TechCrunchの元記事には、YouTube Redのロゴとある男性のイラストが描かれた画像が貼られているのであるが、この記事はその画像に対する解説(するまでもないかもしれないが)。

"I'm gonna make him an offer he can't refuse"

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ご存知の方はご存知だろう、描かれている男性は映画「ゴッドファーザー」に登場するマーロン・ブランドが演じたコルレオーネ家の家長、ドン・コルレオーネである。

映画「ゴッドファーザー」の中でも最も印象的なシーンのひとつで、マーロン・ブランド演ずるドン・コルレオーネがこう言うのだ

"I'm gonna make him an offer he can't refuse"

彼奴に拒否できない提案をする。

その後、その提案をなされた相手の愛馬が殺されて血塗れの生首が彼の寝室のベッドに置かれていると言う衝撃的なシーンが描かれる。そりゃどんな提案でも呑まざるをえないわな。

動画はこちら(生首はないよ)↓

記事の原文はドン・コルレオーネのセリフを踏襲

TechCrunchの記事の原文を読むと、冒頭の部分はこのように綴られている。

YouTube made its top video creators an offer they literally couldn’t refuse.

元のドン・コルレオーネのセリフ

I'm gonna make him an offer he can't refuse.

と比べれば一目瞭然、ゴッドファーザーからの引用であることが分かる。

つまり、YouTubeからの提案を拒否したクリエーターは、愛馬の生首をベッドに放り込まれることになりかねないと言うわけだ(んなわきゃない)。

まぁ愛馬の生首は冗談としても、映像クリエーターからしたら死活問題だわな。

さいごに

TechCrunchの記事はゴッドファーザーに対するオマージュ的要素があるのだけど、はてブコメントを見ても誰もそこを指摘していなかったので、敢えてかような無粋きわまりない記事を書いた次第。

え、そんなこと当然知っていたって?

申し訳ありませんでした・・・

では


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