映画「パシフィック・リム」を観直した #Netflix

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さて

今日紹介する映画「パシフィック・リム」が公開されたのは2013年のこと。当時劇場で鑑賞して大いに興奮したことを覚えているが、なぜか当ブログではレビュー記事を書いていなかった。

このたび来たる4月13日に続編の「パシフィック・リム・アップライジング」が公開されると知り、予習と復習を兼ねてNetflixで観直したのでそのことについて語るとしよう。

公開:2013年8月9日
監督:ギレルモ・デルトロ
出演:チャーリー・ハナム、菊地凛子、イドリス・エルバ、チャーリー・デイ、ロバート・カジンスキー、マックス・マーティーニ、ロン・パールマン、芦田愛菜など
上映時間:132分

本作のあらすじは

2013年8月、太平洋の深海に異世界に通じる割れ目(the breach)が生じ、そこからやってきた怪獣(kaiju)がサンフランシスコを襲撃。米軍の総攻撃で何とか撃退したものの、その後も太平洋沿岸の都市を様々な怪獣が襲撃するようになった。人類はそれに対抗する手段として巨大ロボットイェーガーを建造した。

だが、怪獣の出現頻度が徐々に高まっていき、劣勢に追い込まれた人類はイェーガー計画を中止し、都市の周囲に巨大な防壁を建設する作戦に変更することに。しかし、その壁も怪獣の前で話すすべがなく、最後の希望はイェーガーたちに託されたのであった・・・

というお話だ。

怪獣対ロボットの格闘にめっちゃアガる

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監督のギレルモ・デルトロ、今や最新作「シェイプ・オブ・ウォーター」でアカデミー監督にまで上り詰めたが、その本質は根っからのオタクであり、本作でもそのオタクぶりが遺憾無く発揮されている。

それは怪獣(あえてkaijuという日本語で劇中でも呼ばれている)の造形であったり、それに対抗する個性あふれるイェーガーたちのデザインへのこだわりぶりに見てとれる。

怪獣が都市を襲うシーンももちろんだが、イェーガーとの格闘シーンは毎回大迫力でアラフォーのおっさんの中の厨二病的心をぐっと鷲掴みにされたわ。

イェーガーたちのネーミングもさ、ジプシー・デンジャー、ストライカー・エウレカ、クリムゾン・タイフーン、チェルノ・アルファ、コヨーテ・タンゴって、どいつもこいつもいちいちカッコいいんだよ。

チェルノ・アルファ=モルゲッソヨ?

個人的に一番お気に入りのイェーガーはロシアのチェルノ・アルファというロボットなんだけど。この独特の風貌がなんとも言えずに気に入ったわ。

ていうかこいつ、例の平昌オリンピックで話題を呼んだ「モルゲッソヨ」に顔が似てません?え、似ていない?

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失礼いたしました。

日本人女優の活躍もみどころ

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本作で準主役の森マコ役を演じているのが菊地凛子さん。「バベル」への出演以降、すっかり日本を代表するハリウッド女優としての地位を確立している。

本作で彼女が演じているのは、イェーガー作戦の指揮官であるペントコスト司令官の養女で、幼い頃に怪獣の襲撃で両親を亡くしてその心の傷を抱えているという役所。

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一方その森マコの養女時代をこれまた日本が誇る(?)名子役の芦田愛菜だよさんが演じている。といっても泣いているだけの演技なのだが、ほかにキャスティングなかったの?

菊地凛子さんについては続編にも出演しているそうなので楽しみ。

天才博士コンビの活躍もサイコー

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この映画は、怪獣、イェーガー、主役俳優たちももちろんみな魅力的なんだけど、脇を固めるキャラクタがこれまたみなさん個性的で目が離せない。

特に、怪獣の研究に夢中になるあまり、怪獣の脳と自分の脳を繋いでドリフトしようとしてしまうガイズラー博士と、彼をライバル視している潔癖症のゴットリーブ博士のコンビの掛け合いが、登場するたびにコミカルで面白かった。

ガイズラー博士のやたら早口で一方的にまくし立てる、いわゆる理系早口喋りの演技がすごかったけど、正直半分も聞き取れなかった。別にいいけど。

この二人も続編にまた登場するようなのでとても楽しみ。

さいごに

まぁそんなところで、パシフィック・リムはハリウッド怪獣映画の最高峰作品なので、また見ていない方は続編公開前にぜひ見てみてください。

では

90/100点