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子供の予防接種拒否について思うこと:はてブコメントへの回答と補足

さて

昨日アップした記事が思わぬ反響を頂いて驚いております。多数のはてブやはてブコメントを頂きありがとうございました。6000文字を超える記事で、どれだけ読んで頂けるものか不安だったのですが。

igcn.hateblo.jp

頂いたコメント全部にご回答すべきでしょうが、時間もスペースも制約がありますので幾つか補足的にコメントさせて頂きます。

日本と海外でのBCGの扱いの違いについて

子供の予防接種拒否について思うこと:Unwise decisions尊重の限界 - Noblesse Oblige 2nd by iGCN

ワクチンはインフルかそうでないかで分けて考えたほうがいい。子供が受ける奴は打ったほうがいいけど打つと他の国から入国拒否されるワクチンもあるからひとまとめに考えないほうがいいよ。(入国拒否されるのはBCG)

2015/08/29 17:36

BCGは結核の予防接種ですね。皆さん腕に点々の痣が残っているあれです。

BCGを接種すると、結核のスクリーニング検査であるツベルクリン反応が陽性になります。日本ではそれが普通なのですが、海外ではBCG接種を行っていない国もあり、それらの国でツベルクリン反応が陽性にでると結核感染者と判断され、治療対象になると言うことがあるようです。

私の知人でアメリカに数年赴任していた方に聞いた話では、娘さんがツベルクリン反応が陽性にでたため、結核の治療薬を飲まされそうになり、日本のBCG接種の状況などを説明するのが大変だったとぼやいておられました。

以下のサイトに詳しい解説があるので、是非ご一読下さい。

8. アメリカにおけるツベルクリン反応の取り扱いについて

フリーライダー

子供の予防接種拒否について思うこと:Unwise decisions尊重の限界 - Noblesse Oblige 2nd by iGCN

あの記事の筆者がどの辺りのスタンスなのかは今ひとつ不明だが、賛同コメント書いている人たちの中には公衆衛生上のリスクを上げる行為と知りつつフリーライドしてる自覚のある人たちが確実にいる。

2015/08/29 18:58
子供の予防接種拒否について思うこと:Unwise decisions尊重の限界 - Noblesse Oblige 2nd by iGCN

集団予防接種を拒否することはフリーライドしてることだと

2015/08/29 19:16

フリーライド、もしくはフリーライダーと言う簡潔な言葉でまとめて頂きありがとうございます。

フリーライダー:活動に必要なコストを負担せず利益だけを受ける人

フリーライダーは少数であれば問題になりませんが、数が増えると集団の維持に支障を来すので、それを排除しようとする動きが生じます。

フリーライダーについては、読書猿さんの素晴らしい記事がありますので、ご参照ください↓

あなたの地位と人脈は《スモールトーク》が決めている/ダンバー『ことばの起源』応用篇 読書猿Classic: between / beyond readers

TED動画へのリンクの件

子供の予防接種拒否について思うこと:Unwise decisions尊重の限界 - Noblesse Oblige 2nd by iGCN

字幕無しでオマケにスペイン語はキツイ

2015/08/29 20:11

「集団免疫」についてのTEDの動画を貼ったのですが、うまく見られなかったようで申し訳ありません。

動作確認しましたが、PCからだと日本語字幕付きの動画が再生されるのですが、スマホからだと字幕なしで再生されてしまうです。

以下に日本語スクリプトのリンクを貼っておきます。小児科医の立場から「集団免疫」についての分かりやすいお話です。

www.ted.com

子供本人が輸血を拒否した場合の対応

子供の予防接種拒否について思うこと:Unwise decisions尊重の限界 - Noblesse Oblige 2nd by iGCN

子供の輸血の問題って、子供本人の強い信仰心によって本人が拒否したら、それは受け入れられるのかな。

2015/08/29 21:37

子供本人が宗教的理由から輸血を拒否した場合の対応について。これも「宗教的輸血拒否に関するガイドライン」に記載があります。

(1) 当事者が 15 歳以上で医療に関する判断能力がある場合

  1. 親権者は輸血を拒否するが、当事者が輸血を希望する場合 当事者は輸血同意書を提出する。
  2. 親権者は輸血を希望するが、当事者が輸血を拒否する場合 医療側は、なるべく無輸血治療を行うが、最終的に必要な場合には輸血を行う。親権者から 輸血同意書を提出してもらう。
  3. 親権者と当事者の両者が輸血拒否する場合18歳以上に準ずる。

子供自身が輸血を拒否すると言う場合は、たいがい両親が信者と言うパターンでしょうから、18歳以上に準じる、すなわち輸血が出来ないと言うことになります。

15歳未満の場合は、医療に関する判断能力がないと言う前提の元、両親の親権を一時的に停止して輸血と言う流れだと思います。

予防接種拒否により感染症が増加したデータ

予防接種を受ける人が増えれば感染症にかかる人の数は減るし、予防接種率が下がれば感染症が増える。昨日の記事ではポリオのデータを提示しましたが、これは予防接種の成功例のデータ。

予防接種の拒否で感染症が増えると言う直接的なデータをみつけたので紹介しておきます。

元ネタはワシントンポストオンライン版のこちらの記事↓

www.washingtonpost.com

f:id:iGCN:20150830225633p:plain

麻疹(はしか)の各月ごとの累積新規発症数のグラフですが、2014年は過去に比べて明らかに新規発症数が多いことが分かります。そしてこれらの患者の大多数が予防接種を受けていなかったとのこと。予防接種拒否者が増えることのインパクトは強烈ですね。

本題とは違うけど、同記事に面白い記載があったので引用します。

A 2014 AP-GfK survey found that only 53 percent of Americans were confident that vaccines are safe and effective, which is similar to the proportion who believe that houses can be haunted by ghosts.

2014年の調査では、ワクチンは安全で効果的であると確信しているアメリカ人はたったの53%だった。これは家に幽霊がとりつくと信じている人の割合に近い。

アメリカ人、、、大丈夫か?

ブログで引用頂きました、ありがとうございました。

ikumenblog.hatenadiary.jp

acrammingschool.hatenablog.com

peticonbu.hatenablog.com

当ブログは明日以降は通常営業の予定です。

では