日本の歯医者は多過ぎ、歯学部を減らして人数調整すべき

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モデル:パルンボ井若(歯科医)

さて

今日はこのニュースについて

かつて9割超の子供にあった虫歯が激減している。この20年余で1人当たりの本数は4分の1になった。就寝前の歯磨き習慣や、フッ素を使ったうがいなどの予防策の浸透が背景にあるとみられる。一方で歯科医の数が増え続け、需要と供給のギャップは増すばかりだ。

日本では歯科医が余っている

日本における歯科医の現状については、以前も当ブログで紹介したことがある(この記事は隠れた人気記事で、検索流入で今も長く読み続けられている)。

igcn.hateblo.jp

この記事の中でこう書いた。

日本全国で虫歯の患者が激増しているわけでもないだろうから、需要が一定なのに供給が増えれば値崩れを起こすのは当然で、実際歯科医師の平均年収は減衰の一途をたどっているようだ。

歯医者はもっとも安定した職なのか - Noblesse Oblige 2nd by iGCN

需要が一定で供給過多と書いたが、実際には虫歯の患者数が減っているというのが今日報道のニュースだ。なんと子供の虫歯の患者数が20年で1/4にまで減っているということ。これ自体は喜ばしいニュースだけども。

需要が減って供給が過多だから、現状歯科医の世界は極端に需要と供給を欠いたバランスになっている。

勢い、インプラントか審美歯科などの保険外診療に走る医院が増えているのだろうけど、それも過当競争になってしまっている。

歯科医の人数を減らすべき

元記事にもある通り、歯学部の定員を減らすか偏差値下位の歯学部を潰してでも歯科医の人数を減らすべき時にきていると思う。

歯学部で6年間勉強して、国家試験に受からず多浪する学生も多いと聞くし、がんばって歯科医師免許を取得しても、その後食べていけないのでは全く意味がない。

人数を絞って需給バランスを改善し、歯科医が再び高給取りになれるようにして優秀な人材が歯学部を目指すようにすべきだ。

ただし、今から歯学部の定員を調整しても実際に効果が出てくるのは10年、20年先の話。

よりアグレッシブな方策としては、歯科医師免許の更新制を取り入れて、例えば5年とか10年おきに更新試験を受けさせて、落第した歯科医からは免許を剥奪しちゃうという手はある。

歯科医の知識・技能の維持を外部から強制的に行うという意味で、消費者(患者)側のメリットは大きいけど、これはさすがに歯科医師会がウンと言わないだろうなぁ。

と言うわけでなかなか難しい問題で、政治的解決が求められる。

今日はこれだけ。

では

追記:歯医者を減らせと言っていますが、歯医者に恨みがあるわけではありませんよ、ええ決して。

igcn.hateblo.jp


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