映画「ユージュアル・サスペクツ」観た on DVD
さて
TSUTAYAで借りてきたDVDシリーズ、「ユージュアル・サスペクツ」を観たのでそれについて語るとしよう。1995年公開、監督:ブライアン・シンガー。出演:ケヴィン・スペイシー、ベニチオ・デル・トロ、ジャンカルロ・エスポジートなど。
映画ファンの中で異様に高く評価され、多くを語られているのに自分は未見という映画がいくつかあり、本作はその一本(ちなみに他に「レザボアドッグス」など)。
あらすじは
アメリカのある港で停泊していた船が爆発炎上し、多数の銃殺死体が発見される。現場近くで唯一発見された生存者、ヴァーバル・キント(ケヴィン・スペイシー)が捕らえらる。
関税局捜査官のクイヤンはキントを尋問、事件の全貌が徐々に明らかになって行く・・・
と言うお話なのだが。
以下ネタバレをやや含みます。
ごめんなさい、自分はそこまで面白いと思わなかったわ、この話。
「最後のどんでん返しが凄い」とか「伏線が凄い」とか「結末は誰にも言ってはいけない」とかまことしやかに語られている本作ですが、自分には結末が途中から何となく読めちゃったし。
カイザー・ソセ?
劇中、人々から恐れられる伝説のギャングスターとして語られる「カイザー・ソセ」なる人物が登場する。その実在すら怪しまれている神懸かり的人物なのだが、もし実在するとしたらこいつしかいないだろうと言う人物がそのものずばりだったり。
まぁ今DVDを観ている2015年からみたら20年前の映画であって、その後の各出演者達のキャリアアップぶりを観ていれば、誰が主役級の登場人物かと言うのは自ずと明らかなわけで。
公開当時に観た人たちはそりゃぁ驚いたのかも知れない。
ベネチオ・デル・トロが若過ぎ
チンピラの役でベネチオ・デル・トロが出演しているのだが、若過ぎて今の姿からは想像も出来ない安っぽさだった(まぁそういうキャラの役なんだけど)。
観ながらずぅっと誰かに似ているなぁと思っていたのだけど、「千代の富士」だった。髪形が似ていると思ったのかな?
自分が「似ている」という場合はほとんどの場合賛同が得られないのだけど。
ケヴィン・スペイシーの小憎らしい感じはいい
ケヴィン・スペイシーは、左半身にマヒを抱えた詐欺師と言う役どころで出演しているのだけど、あだ名がヴァーバル・キント(おしゃべりキント)と言うくらい良く喋るキャラクター。
捜査官の尋問に対してあることないことべらべら喋りまくるのだが、この時の様子がどうにも小憎たらしくて、これはケヴィン・スペイシーにしか出せない味だなと思った。
ケヴィン・スペイシーの憎たらしい演技の最高傑作は何と言っても「セブン」だと思う。ラストに見せる悪漢、もとい圧巻の演技はブラッド・ピットでなくとも殺してやりたくなるのも無理はない。
「セブン」は傑作。
本作は、うーーん。イマイチだった。前評判に惑わされた感があったな。
70/100点
では