映画「アウトロー」観た on DVD

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さて

昨日書いた記事が思わぬバズを呼んでいてビビっているところだが、その記事内でも触れた映画「アウトロー」の感想をちゃんと残しておこうと思う。

TSUTAYAで借りてきたDVDシリーズ、「アウトロー」を観たのでそれについて語るとしよう。2013年日本公開、クリストファー・マッカリー脚本・監督。トム・クルーズ、ロザムンド・パイク主演。

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あらすじは

ペンシルバニア州ピッツバーグで、歩行者達を狙撃ライフルで銃撃するというテロ事件が発生する。容疑者として元アメリカ陸軍のスナイパーが拘束されるが、彼は尋問に一切答えようとしない。容疑者の要望に基づき、元憲兵隊員のジャック・リーチャー(トム・クルーズ)が呼ばれ、弁護士のヘレン(ロザムンド・パイク)と協力して事件の真相を明らかにすべく調査を開始する・・・

というお話だ。

Of, by and for トム様

本作はトム・クルーズの、トム・クルーズによる、トム・クルーズのための映画。トム様をいかにカッコよく見せるかを極限まで追求した映画作品である。

そういう眼で観ていかないと、納得できないシーンが多々ある。

一つずつ見ていこう。

無意味に肉体美を誇示するトム様

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例えば映画の中盤。トム様とロザムンド・パイクがモーテルの一室で事件の捜査について語りあうシーンがあるのだが、このシーンでトム様は無意味に上半身裸なのである。

いや、無意味ではない。トム様のファンのために鍛え上げた上半身を見せつけるために敢えて露出しているのである*1

ロザムンド・パイク:お願いだからシャツを着てくれない?

トム様:シャツは1枚しか持っていないんだ(ト言いながらシャツを洗濯している)

という尤もらしい言い訳の会話はあるのだが。*2

そしてこのシーン(他のシーンでも)、トム様は容赦なくロザムンド・パイクのパーソナルスペースを侵害する。30cmくらいの距離に立ち、こちらまでドギマギさせられる。

平日午後2時くらいからテレビ放送しているようなB級映画であれば、二人はキスしてベッドに流れ込むところだが、超一流俳優のトム様にそのような下卑なシーンを演じさせてはならない(実際何も起きない)。

ドキドキさせられて吊り橋効果で惚れてまうわ。

射撃の腕を披露するトム様

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また、映画の後半では容疑者の情報を求めてトム様が射撃場を訪れるシーンがある。射撃場のオーナー(ロバート・デュヴァル)に容疑者の情報を訊ねようとするトム様、しかし元軍人のオーナーは客の情報は明かせないと突っぱねる。

過去の軍歴を語るトム様、元軍人のオーナーはトム様の魔力に魅入られ、「長距離射撃で的に3発命中させたら情報を教える」と条件を出すのだ。

なんだその展開は!

しかし、難なく3発3中で的を射貫き、オーナーも惚れる男ぶりを見せつけるトム様。オーナーはあっさりと容疑者に繋がる情報をトム様に語るのであった。

ちなみに、こんなどうでもいい役になぜロバート・デュヴァルを?と思っていたら、後半トム様が単身敵地に乗り込むシーンに唐突に助っ人として登場してあっと言わせるというトンデモ展開が待っている。

華麗な格闘技を見せるトム様

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さて、映画終盤でのラスボス手前の中ボス(ジェイ・コートニー)との一騎打ちのシーン。

トム様はナイフを片手に持っている。一方の中ボスは丸腰。

ここで三流ヒーローであれば容赦なくナイフで相手を刺し殺してラスボスとの闘いに向かうところであるが、超一流スターのトム様はそんな卑怯な真似はしない。

持っていたナイフを敢えて投げ捨て、素手での格闘に挑むのである。

一時劣勢に廻ったりして見せ場を作る余裕も見せつつ、当然のごとく勝利するトム様。男も惚れるトム様。

ちなみに、本作でトム様が見せる格闘はキーシ・ファイティング・メソッドという戦闘法らしい。

ameblo.jp

さいごに

というわけで、トム・クルーズのファンには無条件でお勧め。こんなトンデモ展開を楽しめる余裕のある方にもお勧めしたい。

ちなみに続編の制作が既に決定しており、来年10月に公開予定との事。

楽しみ。

www.cinematoday.jp

70/100点

では


原作小説です↓

*1:そう言えばトム様、「マグノリア」でも白ブリーフ一丁になってたな

*2:映画中でトム様はアウトローで放浪の身という設定なので、着たきり雀のミニマリストなのだ