大阪でタクシーに乗ってハマった話

さて

大阪ツアーシリーズ第2回。

新幹線のJR新大阪駅から、宿泊先のハイアットリージェンシーホテルまでタクシーで移動しようとしたのだが、これが大きな落とし穴にハマることになるとは想像だにしなんだったことについて語るとしよう。

駅前のタクシー乗り場でタクシーに乗った。行き先として「ハイアットリージェンシー大阪」と告げたところ、運転手が

「えっ?ハイアット?住所はどこですか?」

とまるで初耳かのような反応。

ハイアットリージェンシー言うたら世間一般のイメージとしては有名ホテルだから、タクシーの運転手が知らないのはおかしいなと思った自分は、「きっとハイアット系列のホテルが大阪にはいくつかあるのだろう」と自分自身を納得させて、住所を運転手に伝えた。

「住之江区の南港北ですわ」

と。

運転手は1人納得した様子で車を発進させたのだが、実はこれが落とし穴を深く深く掘る発言だったとは、この時点では想像もできなかった。

当てどなく彷徨うタクシー

運転手は「高速に乗った方が速い」と言って高速にのって前の車を煽りながら猛スピードで走っていった。20分ほど走ると、「住之江」出口で高速を降りた。順調に来ているなと思っていたのだが、一般道を走り始めると運転手のおじさんが停車時に時折地図(本のね)を見ている。何となく雲行きが怪しいなぁと思いながらも様子見をしていたのだが、一般道をさらに10分ほど走ったところで前方に見えるビルを指さして、「おそらくアレです」と運転手。

「(おそらくってなんだよ・・・)ハイアットリージェンシーにしてはしょぼいビルだな」

と思ったその悪寒は見事に的中し、それは当然のごとくハイアットリージェンシーホテルではなかった。

愕然とする運転手(と俺)。

運転手「住所、もう一回良いですか?」
おいら「住之江区の南港北ですわ」
運転手「あーー、なんこうきたね」

と運転手から衝撃の発言が!

「南港北」は「なんこうきた」と読むと、事ここに至って知らされたのであった。

南港北問題

「南港北」

これ、皆さんどう読みますかね。

神奈川県出身の自分は、港と北が一緒にあったらそれはすなわち「こうほく」と読んでしまうわけです。横浜市に港北区(こうほくく)という場所があるもんでね。

つまり冒頭の私の発言は、実際にはこのように発声されたのだ。

「すみのえくのみなみこうほく

一つの地名の中に南と北が混在している事に大きな違和感を感じるが。

だが、実際には「南港北」は「なんこうきた」という地名だったというわけ。

これは後から知った事であるが、住之江区には「みなみかがや」という場所があるようで、どうやらタクシーはそこを目指して走り始めてしまったようだ。

そんなん知らんがな。

ちなみに地図でレトロスペクティブに調べてみたところ、

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このように行けば30分で行けるところを、

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赤線で示すように大きく回り道をして行くハメに。

結局、まっすぐに行けば30分のところを50分かかってようやく到着。

疲れましたわ。

さいごに

ハイアットリージェンシー大阪におかれましては、知名度の低さを猛省していただき、広報活動に努めていただきたいところであります*1

というのは冗談で、ちょっとしたミスコミュニケーションが重大な結果を引き起こしかねないと言う教訓を得た話でした。

では


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*1:ちなみにこの話を大阪在住の友人にしたら、「ハイアットが大阪にあるとは知らなかった」と言われた