映画「スター・ウォーズ EP6:ジェダイの帰還」観た on DVD
さて
我がフォースを覚醒させるための前準備として、スター・ウォーズの旧シリーズを改めて見直すことにした。
EP4の感想はこちら
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EP5の感想はこちら
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本日はエピソード6「ジェダイの帰還」を見たのでそれについて語るとしよう。
制作総指揮:ジョージ・ルーカス、監督:リチャード・マーカンド監督、、出演演者:マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー、アレック・ギネス、イアン・マクダーミドなど
あらすじは
まぁ皆さん御存知でしょう。
端的に言えば、主人公が旅立ち、勝利し、帰還する話しだ。だが、本作の最重要ポイントは、ダース・ヴェイダーことアナキン・スカイウォーカーの魂の救済だと思われる。
ちなみに高橋ヨシキさんによれば、エピソード6は"Return of the Jedi"の頭文字をとって、ROJと言うらしいぞ。
監督がジョージ・ルーカスじゃない
これは繰返しになるけど、旧三部作は全てジョージ・ルーカスが監督していると思っていたけどこれは自分の思い込みだった。
EP6では、ジョージ・ルーカスは制作総指揮にまわり、監督は:リチャード・マーカンドが務めた。恥ずかしながら初めて聞く名前だったが、wikipediaで調べてみてもやっぱり見た事のない映画ばかり監督していたや。監督作品数もずいぶん少ないと思ったら、49歳の若さで亡くなったとのこと。
レイア姫のセクシーシーンが見られる
EP6の前半は、ルークの故郷の惑星タトゥイーンにてジャバ・ザ・ハットに囚われているハン・ソロをみんなで救い出す話しに充てられている。
その中でレイアがジャバに捕らえられてしまうのだが、奴隷として首輪に繋がれセクシーな衣装でジャバの横に侍らされるのである。
意外に結構なかなかどうしてグラマラスな肢体をしているのだけど、そんなに嬉しくないのはなぜだろうなぜかしら。
オビ=ワン・ケノービ死んだはずでは
そしてEP6ではついにヨーダが死亡する。ルークの見守る中で息を引き取るのであるが、そこへ死んだはずのオビ=ワン・ケノービの霊体が現れ、ダース・ヴェイダーがルークの父であること、ルークには妹がいることを告げるのだった。
ていうか、全エピソードを通じてたけど、オビ=ワン・ケノービ死んだはずなのに登場し過ぎ。
イゥオーク可愛い
長年のイウォーク者(もの)として知られる高橋ヨシキさんが宇多丸さんのウィークエンドシャッフルの中で繰返しイウォークの魅力について語っていたのだけど、改めて画面の中で動き回るイウォーク達を見ていたらヨシキさんの気持ちが分かったわ。
あいつらメチャクチャ可愛い。
体型が赤ちゃんぽいと言うか、丸みを帯びていてテディベアみたいで可愛らしさを感じさせる作りになっているんだな。
投石器とか丸太とかを使った原始的な戦い方で最新兵器を備えた帝国軍のストームトゥルーパー達を倒していく姿はまるで「七人の侍」の百姓達を彷彿とさせるわ。
I love you. / I know.
さて、EP5に登場した映画史上屈指の名台詞、"I love you.", "I know."が本作でも再び登場する。
EP6では話者が交替し、
ハン・ソロ:I love you.
レイア:I know.
となっている。
惑星エンドアにある帝国軍のシールド発生施設の破壊任務のさなかに、ハン・ソロとレイアはストームトゥルーパーに追いつめられてしまう。絶体絶命と言う時、死角にいたレイアが銃を手にハン・ソロに目配せする。そしてこの会話が交わされるのだ。
つけられていた字幕は「愛している」「分かっているわ」と直訳だったけど、実際には
ハン・ソロ:オマエ、やるなぁ
レイア:あたぼうよ
くらいの意味合いだね。
全く同じセリフを、話者を交替して全く違うシチュエーションで繰り返すのが実に面白い。
帝国軍学習能力なさ過ぎ
EP6の後半は、帝国軍が再建を進める第2デス・スターの破壊作戦がメイン。EP4と同じく、中心部にある核融合炉を破壊されてあっけなく崩壊するのだけど、そもそも表面から中心部へ戦闘機が通れるほどの通路が開いていること自体がおかしくね?って言う。
EP4でも同様の経路で爆弾を打ち込まれて壊されたんだから、そこは対処しておけよって言う。
アナキンの魂の救済
EP6の最大の注目点は、ダース・ヴェイダーが良心に目覚めてアナキン・スカイウォーカーに戻る、魂の救済である。
ルークは父を暗黒面から救い出すために単身敵地に乗り込むわけだけど、目の前で帝国軍に虐殺される反乱軍の艦隊を見せつけられるわけだ。必死で怒りをコントロールするルークだけど、その後のヴェイダーとの一騎打ちの中で怒りに我を忘れてしまう。
ヴェイダーの腕を切り落とし、もう一太刀というところでしかし、ヴェイダーの腕が機会の腕であることにルークは気付く。
自分もヴェイダーに腕を切り落とされて機械の腕になっている。あぁ、自分たちは父子なんだと。
ルークが暗黒面に落ちそうにないことを悟った皇帝がルークを殺しにかかる。ダース・ヴェイダーにたすけを求めるルーク、仮面越しにもダース・ヴェイダーの苦悩が伝わってくる。もはやこれまでと言うところで、ヴェイダーは咄嗟に皇帝を抱え上げ、深い穴に突き落として殺す。
しかし、その際に皇帝の攻撃を全身に浴びたヴェイダーは息を引き取ってしまう。さいごにマスクを外して素顔をさらし、自分の眼でルークを見つめるのだった。
この一連の流れは本当に泣ける。
EP6を観ると、スター・ウォーズのEP1-6はやっぱりアナキンの物語だったんだなと言う思いが強くなるね。そうすると、改めてEP1-3も観ないとならないって話しだけど・・・
ダース・ヴェイダーを演じた俳優達
エンドクレジットをちゃんと観る派の自分はDVDでもちゃんとエンドクレジットを観るんだけど、ダース・ヴェイダーおよびアナキン・スカイウォーカー役として計3人の役者さんがクレジットされていたよ。
Sebastian Shaw as Anakin Skywalker
James Earl Jones as the voice of Darth Vader
David Prowse as Darth Vader
これについてはWikipediaのダース・ベイダーの項に詳しく解説されていた。
デビッド・プラウズさんが巨体を活かしてダース・ヴェイダーの中の人になっていたけど、訛りが強かったので声はジェームズ・アール・ジョーンズさんが演じ、さらにEP6の最後でマスクを外すシーンの素顔をセバスチャン・ショウさんが演じたと言うことのようだ。さらに、EP5, 6ではボブ・アンダーソンさんがヴェイダーの殺陣シーンを演じたとのこと。ややこしいな。
さらに自分が観たDVDでは、最後のシーンでルークを見つめるアナキン、オビ=ワン・ケノービ、ヨーダの霊体が登場するのだけど、このアナキンは新三部作でアナキンを演じたヘイデン・クリステンセンに差し替えられていた。うーん、モヤモヤする。
皇帝の配役について
さて、スター・ウォーズシリーズ最大最強の悪役である銀河帝国皇帝を演じているのは イアン・マクダーミド。EP6の当時はまだ39歳の若さだが、特殊メイクで老体の皇帝役を演じている。
敢えて若い俳優に高齢の皇帝役を演じさせたのは、後に作成される予定だったEP1-3の布石と考えるとジョージ・ルーカスの思慮深さに感銘を受ける。
イアン・マクダーミドはEP1-3ではパルパティーン元老院議員/ダース・シディアスを演じているが、その頃がちょうど実年齢とマッチして調度よい感じになっているのだ。
さいごに
これでEP4-6の振り返りが終わり。
Now, I'm ready!
早く「フォースの覚醒」を観に行きたいな。
なお、エピソードI-IIIは見直すつもりはない模様。
では
95/100点