映画「地獄でなぜ悪い」観た on Netflix

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さて

映画「地獄でなぜ悪い」をNetflixで観たのでそれについて語るとしよう。

監督:園子音
出演:國村隼、堤真一、長谷川博己、星野源、二階堂ふみ、友近、高橋ヨシキなどなどなど

本作のあらすじは、

ヤクザの武藤(国村隼)は10年ぶりに出所してくる妻(友近)のために娘のミツコ(二階堂ふみ)を主演にした映画を撮ろうとしていたが、撮影中にミツコが失踪してしまい、映画は他の女優で撮られることに。妻の出所まであと10日と迫るところ、映画監督志望で青春の全てを映画に捧げてきた青年平田(長谷川博己)が現れて、敵対する池上組へのカチコミを映画に撮るという。

というお話だ。

園子音監督について

園子温監督の映画って今回初めて観た。園子音監督というと「冷たい熱帯魚」などのおどろおどろしい映画を撮る監督というイメージがあってなんとなく敬遠していた。本作はジャンル分けすればコメディ作品になるということで気軽な気持ちで見始めたところ、いきなり一面血塗れのスプラッタシーンが出てきて目舞ったけど、描き方が飽くまでコメディなので凄惨なシーンでも笑えてしまった。

映画後半のカチコミシーンでも血しぶきが飛びまくったり斬れた手足や首が飛んだり頭が割れたりとスプラッタ描写が連続するのだけど、B級映画としての笑いに充ち満ちていた。

ただ、これと同じレベルのスプラッタ描写をシリアスなスリラー映画の文脈でやられたら堪らないなとも思ったので、園監督の他の作品を見るのは注意が必要な気がする。

長谷川博己と堤真一のキレキレ演技

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映画バカの青年平田

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ヒロインミツコにぞっこんのヤクザの組長

長谷川博己と堤真一のぶっ飛んだキレキレ演技には笑わされっぱなしだった。特にヤクザの組長を演じた堤真一は、ミツコのことを考えてゆるゆるした表情になったかと思いきやすぐ次の瞬間ヤクザの組長に戻ってシリアス顔になってとその落差の激しさに大笑い。

二階堂ふみの魔力

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本作のヒロイン、ミツコを演じているのが二階堂ふみ。二階堂ふみの顔と名前が自分の中でいまいち一致していなかったので、観ながら「この宮崎あおいみたいな女優さんは誰?」て思ってた。宮崎あおいよりは可愛いし、悪魔的な魅力があるなぁと。

なんか、意外とグラマーなんだよね。おじさんはイチコロだよ。

さいごに

というわけで、血みどろシーンが多いけどそう言うのに抵抗がない人は笑えるんじゃないかな。ツボにハマらないと最後まで観るのが辛いかも知れないとは思うけど。自分はツボだったので好きな作品。

90/100点

では

今週のお題「映画の夏」


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