2015年静岡マラソンを振り返るーその3

さて

3月1日に開催された、静岡マラソン2015を振り返る記事の第3段です。
前回の記事をまだ読んでいない方は、是非こちらをご一読頂ければ幸いです。

2015年静岡マラソンを振り返るーその1 - Noblesse Oblige 2nd

2015年静岡マラソンを振り返るーその2 - Noblesse Oblige 2nd

静岡マラソンコース図 f:id:iGCN:20170306162713g:plain

今回の記事は、「マラソン大会で棄権するとなにが起きるか」についてです。「縁起が悪いから読まない!」と言う方もあるでしょうから、勇気のある方どうぞ。

第4折り返し点で棄権

結局静岡マラソン2015は、第4折り返し点、およそ31km地点で棄権する事になった。風雨で体が冷えきってしまい、これ以上レースを続けるのは危険と判断した。

第4折り返し点の係員に棄権の意思を伝えると、持っていた傘に入れてくれて、回収バスの方へ案内してくれた。回収バスが数台並んでいて—よくある観光バスなのだが—すでに棄権した選手達で満席のバスもあり、後ろの方のバスまで歩いていった。バスに乗り込むとバスタオルと保温用のアルミシートを渡してくれた。

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バスタオルで体の水気を拭き、びしょ濡れのジャケットは脱いでTシャツ1枚になった。アルミシートを広げて体に巻くととても暖かくなった。

係員が来てくれて、シューズの靴ひもにくくりつけていた計測用にチップを外して回収してくれた。とてもじゃないが自分で外す元気はなかったので有り難かった。

バスが満席になると程なく出発。車の振動が心地よく、寝落ちしてしまい、気づけば清水駅のゴール地点に到着しようと言うところ。

寒風吹きすさぶ中手荷物を求め彷徨う

男子更衣室になっている清水文化会館の裏手辺りでバスを降りたが、バスから降りた途端に風雨が再び襲ってきた。自分は半袖Tシャツ1枚になっていたし、体の芯はまだ冷えたままだったのであっという間に体が冷えてしまった。雨の中、手荷物回収場所まで行くのが本当に大変だった。

レースを自分の力で完走した方々は、達成感と充実感もあるだろうし、体も温まっているから問題ないだろう。が、レースを棄権した敗北感でいっぱいの自分にはこの寒さが身にしみたのだった。

手荷物を受け取って、かじかむ脚でヒョコヒョコと歩きながら更衣室へ向かう。更衣室がいっぱいなのだろう、外で着替えている男子選手も大勢いたが、冷えきった体で外で裸になるのは自殺行為だ。
更衣室の清水文化会館内はレースを終えた選手達で立錐の余地もなかったが、何とかスペースを見つけて濡れたウェアを脱ぎ去り、乾燥した衣服に着替えた。手もかじかんでいて着替えるのすら苦労したけど、暫くしたら体も温まってきて帰路へついたのだった。

一杯のラーメン(+餃子)

レースを終えたら好きなものを食べるぞ!と心に決めていたので、静岡駅の一風堂で赤丸新味と一口餃子を食べた。五臓六腑に染み渡る旨さだった。

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昨年のレース後より明らかに体へのダメージが大きく、帰宅後はすぐに寝た。

レースの余波

レース後3日を経過した今も、左足の親指がなんとなく痛くて、もしかしたら疲労骨折でもしているんじゃないかと不安である。

長くなってきた静岡マラソン振り返りシリーズ、次回はいよいよ総集編です。

乞うご期待

では