映画「エリア0<ゼロ>」観た on DVD

さて

TSUTAYAで借りてきたDVDシリーズ「エリア0<ゼロ>」を観たのでそれについて語るとしよう。2014年公開、マッティ・ベッカーマン監督作品。

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『エリア0<ゼロ>』予告編 - YouTube

怖がりのくせにオカルト好きなツレの希望で借りてきたDVDで、正直全く期待していなかったのだが、期待通りの出来でした(爆)。

映画の原題は"Alien Abduction(エイリアンによる誘拐)"で、映画の内容もそのまま。もう少し詳しく書くと、

100年以上前から怪しい光が目撃され、住民が行方不明になる事件が相次いでいるというノースカロライナ州のブラウン山にキャンプに訪れた一家がエイリアンに襲われる。

という、荒唐無稽なお話だ。

POV方式

これだけだとなんなのでもう少し詳細に語るとすれば、この映画は所謂POVモノとして作られている。

「POV方式」とは「Point of View Shot」の略で、 日本では「視点ショット」「主観ショット」などと訳されます。
カメラの視線と登場人物の視線を一致させるようなカメラワークでよりリアリティのある映像を作り上げることができるため、フェイクドキュメンタリー映画でこの方式が取られます。

この手の映画は「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」がその嚆矢となり、その後様々な映画が作られてきた。映画の登場人物になりきるかのような臨場感を簡単に演出できるのと、周りの状況が分かりにくいというのを逆手にとって、ホラー映画などには向いている手法だと思う。

手持ちカメラで撮った風の映像になるので、画質が悪かったり、画面が大きく揺れたりして見にくいので正直自分は苦手。

POV方式で撮られた映画たち

自分が今まで見た中では、「クローバーフィールド -HAKAISHA-」が最悪だったな。怪獣映画なのに、敢えてPOV方式でとったと言う意欲的な作品。映画館で見たけど、画像に酔ってしまって途中で気持ち悪くなった。

同じPOV方式だけど、「クロニクル」はすごく面白かった。こちらは高校生が超能力に目覚めて暴走すると言う、AKIRA的なお話。主演のデイン・デハーンが一躍脚光を浴びて、「アメイジング・スパイダーマン2」で悪役のハリー・オズボーンに抜擢されたのは記憶に新しいところ。

先日観たばかりの「イントゥ・ザ・ストーム」も一応POV方式で撮られた映画のリストに紹介されていたけど、「イントゥ」は全編POVと言うわけではない。適宜「神の視点」映像と混在して編集されているので見やすかった。

igcn.hateblo.jp

で、エリア0<ゼロ>

で、本作「エリア0<ゼロ>」に話を戻すと。主役は5人家族の末っ子で自閉症の11歳男児。(自閉症だから)ずっとビデオカメラを回し続けているという設定のようだ(ちょっと無理がある)。

エイリアンが近づいてくると映像に乱れが生じるという設定になっていて、逆にそれをエイリアン探知のために利用したりするんだけど、いずれにせよ映像が見にくい。ストーリー的にも盛り上がりに欠けていて、正直途中眠かった。エイリアンの造形も独創性に欠けていたし。

というわけで、全くお勧めしません(爆)

15/100点

では


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